【寝たきりになる病気第1位】脳血管疾患! 予防は減塩・肥満防止
【改訂あり】この記事は、2020.5.29のこちらの改訂版ブログをご覧ください
日本人の死因No.4 は男女とも「脳血管疾患」
寝たきりになる危険の高い、脳卒中などの脳血管疾患。 みなさんのご両親やおじいさん、おばあさんが脳卒中で倒れたら、残された家族はたいへんですよね。
厚生労働省の「人口動態統計月報年計2018年」によると、2018年に男女計10.8万人が「脳血管疾患」でお亡くなりになりました。
このブログでは、この「脳血管疾患」を取り上げます。
読んでいただいている皆さま、ぜひ、65歳以上のご両親や、祖父母のみなさまに起こりやすい病気ですので、気を付けてあげて下さいね
脳血管疾患とは?
「脳血管疾患」(脳血管障害ともいう)は、脳血管の異常が原因で起こる脳・神経の疾患の総称です。 代表的な疾患は
これらの疾患は高齢になるほど発症率が高く、寝たきりになる原因疾患1位としても知れています
★引用:
LIFULL 介護お役立ちガイド「脳血管疾患|寝たきりになる病気第1位 原因から予防まで」
なぜ脳血管疾患になるのでしょう?
★共通するのは、肥満や生活習慣病のある人がなりやすく、その原因は4つです。
- 高齢
- 高血圧の人
- 喫煙者
- 大量に飲酒する人
脳血管疾患の月別死亡率をみると、夏期に比べ冬期は約1.3倍も多いので、冬には注意しましょう。
寝たきりにならないためには?
脳血管疾患の予防には、生活習慣を変える必要があります
- 減塩
- 肥満防止 BMI 25未満: 適度な運動・禁煙・適量の飲酒
あれ! どこかで見たような?
そうなんです、日本人死因No.1の「がん」、No.2 の「心疾患」とかぶりますよね。
BMI25以下にするのは、このブログご参考にして下さい
予防のための食事:TV番組などから
★ 脳血管疾患(脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血)予防のための食事とはからの引用です。 詳しくは「 健康長寿ネット」をご覧下さい
- 青魚 LDLコレステロールを下げる働きがあります
- 緑黄色野菜 β-カロテンやビタミンCには抗酸化作用があります
- 海藻類 水溶性食物繊維を多く含み、コレステロールや中性脂肪を便と一緒に排泄してくれます。またカリウムは血液中の余分なナトリウムを排泄し、血圧を下げてくれます
- 果物 ブルーベリーやいちごに含まれるポリフェノールも抗酸化作用があります。また果物はカリウムが多いため、ナトリウムを排泄する働きがあります。ただし糖分も多いため注意
- オリーブオイル・菜種油 オレイン酸を含む油はLDLコレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化を予防します
- 大豆 マグネシウムとカリウムを含みます。マグネシウムは筋肉と血管の収縮を防ぎ、血液が凝固しすぎないよう保つ働きがあります
★ 厚生労働省 e-ヘルスネット 「脳血管障害(脳卒中)の予防」2019年11月22日更新
- 高血圧や糖尿病、メタボリックシンドロームを早期発見するために、年に一度は必ず健診を受けましょう。高血圧や糖尿病、心房細動、メタボリックシンドローム、脂質の異常がある人は、保健指導や治療を受けて健康管理を続けてください
★ 健康カプセル!ゲンキの時間 2019.7.28放送 「脳梗塞」
- 運動習慣をつける
- 脳梗塞予防につながる食べもの
予防のためのセルフチェック!
- 簡単にできる、脳のセルフチェック「ETテスト」
- 手を横に伸ばして人差し指を突き出す
- 目を閉じる
- 胸の前で人差し指を合わせる
- きちんと指と指が合えば合格。 5cm以上離れたら注意
- 脳梗塞が起こりやすい時間帯は: 月曜日の朝
- 人は、寝ている間にコップ2杯分の水分が汗で放出される
- その間に体内は脱水状態になる
- 寝る前にコップ一杯の水を飲むようにしましょう
【出典】 世界一受けたい授業 2013年4月20日 放送 林 基弘先生 「若い人でも危険! 隠れた脳のシグナルを見逃すな! 今すぐできるセルフ脳梗塞チェック」
まとめ
寝たきりになる危険の高い、脳血管疾患。 もしあなたのご両親やおじいさん、おばあさんが倒れたら、残された家族はたいへんですよね。
みなさんが、子どもたちに迷惑をかけないためには、「死ぬまで健康」がなにより家族孝行です。
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などになる理由は、これらの4つで、全て、死因一位の「がん」、二位の「心疾患」のリスクになっています。
- 喫煙
- 飲酒
- 塩分摂取
- 過体重・肥満
リスクを減らすため、これらを「無理しないで」続けて下さいね。
- 禁煙する
- 食生活を見直す
- 適正体重を維持する
- 身体を動かす
- 節酒する
自慢ですみませんが、私はこの5つの習慣は出来ています。続けるのはそうとう難しいですが、少しはみなさんの動機になればと、、、
参考 厚生労働省発表2018年原因別死亡者数
厚生労働省の「人口動態統計月報年計2018年」によると、2018年の総死亡者数が136万人でした。 上位7位は下の表のとおりです。
順位 | 男性の死因 人数(万人) | 女性の死因 人数(万人) |
全死因 | 69.9 | 66.3 |
1位 | 悪性新生物(腫瘍) 21.9 | 悪性新生物(腫瘍) 15.5 |
2位 | 心疾患 9.8 | 心疾患 11.0 |
3位 | 老衰 2.8 | 老衰 8.1 |
4位 | 脳血管疾患 5.2 | 脳血管疾患 5.6 |
5位 | 肺炎 5.2 | 肺炎 4.3 |
6位 | 不慮の事故 2.4 | 不慮の事故 1.8 |
7位 | 誤嚥性肺炎 2.2 | 誤嚥性肺炎 1.7 |
下のグラフをごらんください。幸い、昭和45年頃~、脳血管疾患は右下がりに減っています。