【 新型コロナ 】日本で感染者爆発する? しない?
【改訂あり】この記事は、2020.08.08のこちらの改訂版ブログをご覧ください
2020.4.16の今日、新型コロナの感染拡大に対応する緊急事態宣言の対象地域を全都道府県に拡大することに決まりました。
そんな中、イタリア・アメリカと同様な爆発的感染者拡大が、日本にも起こるのか、起こらないのか? 両方の意見を集めてみました。
私は、気持ちとしては「楽観」で行きたいのですが、まずは、5月6日まで外出を自粛し、がまんの毎日をすごします。
【更新】 このブログ内に、「BCG予防接種」についての期待をあおる表現がありますが、「更新ブログ記事」に注意を入れていますので、ご覧下さい。
悲観:日本で爆発的感染者が拡大する
欧米に比べ、検査数が少ない
- 実際の感染者数はもっと多いはず
爆発的感染拡大した国は、甘く見ていた
当初中国で流行が始まった時さんざん言われたのは、これら3点でした。そして各国に感染が拡がった段階でも、日本を含め同じようなことが広く言われていました。
- 感染力は弱い
- 空気感染はしない
- 致死率は低い
実体は、強烈な感染力で、空気感染する
- 感染力は強烈
- 空気感染する
- 致死率も高い
ダイヤモンド・プリンセスに10回くらい乗船しているヘビーユーザーからの情報ですが「換気口を通じた感染や食事中の会話での空気感染以外考えられない」でした。
大阪のライブハウスの大クラスター感染もしかり。みんなが手をつないだわけでもなし、ハグしたりはしていないのに大人数が一度に感染しています。クシャミの飛沫が部屋全体に拡がるなんて、考えられません。屋形船もしかり、葬儀でのクラスターもしかりです。
NHKのクシャミの実験映像でも飛沫には100分の1ミリ程度のマイクロ飛沫がある。それらは空気中からなかなか落ちず、20分程度は漂っているとのこと。普通の飛沫がクシャミ後すぐに落下するのとは大違いだと警鐘を鳴らしていました。
新型コロナウイルスは変異を繰り返す
仮にワクチンができても、それが対応できないウイルスに変異して、いたちごっこになる。
楽観論:日本は感染爆発した欧米とは違う!
欧米に比べ生活習慣が違う
- 玄関で靴を脱ぐ : 靴の裏についた雑菌を家に持ち込むことがない
- よく手を洗う : 至る所にトイレ・洗面所がある
- 花粉症など、普段からマスクをすることに慣れている : 欧米は「マスクをするのは病人」と考えられ、感染防止にマスクをするという習慣がない
欧米に比べ、人と人の接触が少ない
- 挨拶で、ハグ・握手・キスはしない
核家族化が進み、独居老人が多く、老人の感染が少ない
- 一部の外国では、大勢の家族が一緒に住んでいる、といったことが少ない
BCG 結核の予防接種が日本国民の義務になっている
- ツベルクリン反応で陰性・偽陽性の、小学校就学前の乳幼児は全員BCGワクチンを接種している
- 定期健康診断の対象者、市町村健診対象者で30歳以下の人にも、1951年~継続的に行われ、接種率は90%を超えている
- BCG接種の目的は、結核を予防することであるが、結核以外にたいしても予防効果が見られるという特長をもっていて、日本人は集団免疫を獲得している
- 米国では、ハイリスクの人(医療関係者など)以外は任意となっており、一般の人は縁遠く、結果的に接種人口は少ない
- 接種を継続しているイラクに比べて1984年に接種をやめた隣国イランは60倍が感染。1981年にやめたスペインは、接種を続けているポルトガルの13倍。さらにドイツでは、接種を継続していた旧東ドイツと98年まででやめた旧西ドイツでは感染者の発生地点がかつての国境できれいに分断されるという。 これらの国を比較して見ると、
2020/4/16時点 感染者数 死亡者数
全員接種でない国スペイン 177,633 18,579
接種が義務の国:ポルトガル 18,091 599
全員接種でない国:イラン 76,389 4,777
接種が義務の国: イラク 1,415 79
参考: 日本 8,100 119
【出典】
- Youtube 神河が征く#ニュース#解説 世界が日本に注目する「何故これほどに感染爆発が遅れているのか」
- Youtube 高須クリニック 「日本はアメリカ、ヨーロッパに比べて感染者、死者が少ないのは何故ですか?」
- Bookservice.JP 2020年3月30日 コロナウイルスへの効果は?BCGは国ごとに接種率、種類の違い
注意
BCG予防接種の件は、まだだれも検証していませんので、決して楽観しないで下さいね。
予防接種は、重症化をしにくくするもので、感染しないことではない
まとめ
今日 2020.4.16 に日本全国に出された、緊急事態宣言を受け止め、私も外出自粛を守ります。 人と触れあうことを、80%以下にします。
まとめとして、京都大学の山中教授のオススメを、自分と大切な人のために、以下ごらんいただいて、守って下さいね
山中教授 「私たちに出来ること」
- 人と人の距離を2m以上開ける
- 出向かない・自宅にいる
- 人が使ったものを触らない、使わない(例:ドアノブ・キーボード・ペン )
- ものを共有しない
- 全員で行動する: 一部の人がやらないと、コロナウイルスは弱みにつけ込み、感染を広げ、しっかり対策した人にまで影響が及ぶ
【出典】NHK News 2020/04/16 京都大学 山中教授