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【 台湾 】新型コロナ抑制に強力な司令塔で模範

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欧州各国から、台湾は新型コロナウイルス感染抑制の模範と見られています

 2020.4.21のTV 「あさチャン」で、台湾のすぐれた新型コロナウイルス対策が紹介されていました。 同日の日本経済新聞の朝刊にも紹介されていましたので、ご参考まで、お知らせしますね。

台湾のコロナウイルス死亡者は6人

 台湾の人口は2018年時点で 2378万人ですが、2020年4月22日時点で累計感染者422人、死亡6人となっています。 日本と比較しても、人口から見ても、その感染者の少なさが際立っています。

  • 台湾 6人死亡  人口 23.78万人.    100万人あたり 0.25名 死亡
  • 日本 186人死亡 人口  126百万人 100万人あたり 1.47名 死亡

 

【出典】

 

台湾のコロナが感染抑制の模範となった、3つの理由

 この1週間で新規感染者がゼロの日もあるなど、感染拡大を防いでいる台湾。マスクの在庫を表示したマスクマップを作成したり、市民からの信頼が厚い鉄人大臣が不安をとことん解消しています。出典の情報を調べた結果、私の考えた「台湾のコロナ対策が優れている理由3つ」をご紹介します 

1) 2003年のSARS感染症対応に失敗した苦い経験

  • 国民が防疫の負担に協力的

2) 強大な権限を持つ司令塔による危機管理体制

  • 台湾の政権に鉄人大臣
  • 早め早めの国民への説明と情報公開

3) 感染症リスクへの感度の高さ

  • 1月26日に中国・湖北省からの入境を制限
  • マスクマップ

 

 

【出典】

3つの理由

 

1. 2003年のSARS感染症対応に失敗した苦い経験

 当時の台湾は、中国の圧力によって国際機関に加入できておらず、世界保健機関(WHO)から情報提供などの協力を得ることができなかった。2003年の中国発SARSのときは、台湾でも病院で集団院内感染が起こり、84人の死者を出した苦い記憶がある。

 台湾は、SARS流行を契機に一気に法整備が進んだ。

2. 強大な権限を持つ司令塔による危機管理体制

 衛生福利部(厚生省)の疾病管理署を中心に、省庁横断でせっちされた、中央感染症式センターが、臨時政府のような強大な権限を掌握した。

 学校の休校や集会、イベントの制限、交通、マスクの生産・流通など市民生活の細部まで管理している。

 感染対策に従わない市民に罰を科すのもいとわない。 海外から戻った際に隔離措置に従わないと、最高約360万円の罰金が科され、4月中旬までに約460人が検挙されている

3. 感染症リスクへの感度の高さ

 SARSのときも、今回の新型コロナウイルスも、ウイルスは中国から台湾に渡ってくる。80万人の国民が仕事などで中国に生活拠点を置いているとされる台湾にとって、中国からやってくる感染者のリスクをいかに抑え込むかが、危機感の基本にある。

 SARSのとき蔡総統は、民進党政権に警戒心を抱いている中国からは、いくら「人道」を理由に依頼したとしても、感染症対策において十分な協力が得られない可能性があることを熟知していた。

 そのため、中国との窓口を閉じることでしかウイルスの侵入を押さえ込む方法はないと判断し、最も早い段階の1月下旬に中国人の入国制限を強化し、2月上旬に全面禁止に踏み切ったとみられている。

 台湾企業の対中ビジネスや中国人観光客の経済効果を考えれば、間違いなく、日本以上に痛みの伴う措置ではある。しかし、ウイルス感染の蔓延の方がはるかに失うものが大きいという大局的な判断があったからこそ、できたことだろう。

参考: 台湾に関する過去のブログ記事

 

sakihana.hatenablog.com

 

 

 

sakihana.hatenablog.com

 

参考: 台湾が学校再開時にとった対策

 始業式前の2週間で、これらの安全対策をすべて整えての開校となった

  1. 毎朝登校時に学校の正門で検温:額検温で37.5度以上、耳内検温で38度以上あった場合は出席停止。症状によっては即時病院へ。発熱や症状の疑いのある生徒は、休んでも欠席扱いにはならない。
  2. 教職員は、発熱や呼吸困難など何らかの症状が校内で出た場合、すぐにマスクをし、帰宅まで個室待機
  3. 645万枚のマスクを、全教育機関に予備用として配布済み:(全国の教職員・生徒・学生に対し1人1枚に相当)台湾ではすでに国民全員に平等にマスクを有料配給する仕組みができており、十分な量とは言えないが、マスクを持っていない生徒は原則としていない。
  4. アルコール消毒液8.4万トンが、教育機関に配布済み:校門、教室、トイレなどあらゆる所に設置されている。
  5. 額にかざす非接触式体温計2.5万個を全学校・教育機関に配布済み
  6. 2月23日までに学校の完全消毒完了:休校中に教職員が総出で、教室内の机や椅子、廊下などの全面消毒を実施。
  7. 開校中は教室の窓を開け、換気を十分に行う
  8. 感染者に接触したと思われる場合は、14日間自宅待機とする
  9. 大型の学校行事や入れ替え授業(複数クラスの交流など)は中止
  10. 感染者が1人出た場合は学級閉鎖、2人出た場合は学校閉鎖。
  11. 学校に医師を派遣し、感染予防指導や見回りを行う。

 

【出典】President online 2020.3.13 なぜ台湾の新型コロナ対策は、こんなに早くてスムーズなのか

 

  

まとめ

 台湾は、蔡総統以下、主要な大臣が、2003年のSARSで大変にがい経験をされたことで、ぶれずに爆速で疾病予防策をつぎつぎと実行されています。 

 その大きな理由は、下の6つだったと思います。 

2003年のSARS感染症対応に失敗した苦い経験

台湾の政権に鉄人大臣

1月26日に中国・湖北省からの入境を制限

早め早めの国民への説明と情報公開

マスクマップ

結果として国民が防疫の負担に協力的になった

 

 わたしたちも、日本政府や各都道府県の知事・市長については批判もあるでしょう。 でも、共通の敵 = コロナウイルスをやっつける目的は同じ。 

 ここは、私たちが協力して、感染しない、感染させないために、外出自粛・手洗いにマスク、など守っていきましょうね

 

 

 

 

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