【 スペイン風邪に学ぶ 】新型コロナウイルス対策
【改訂あり 】この記事は、2020.11.15のこちらの改訂版ブログをご覧ください
毎日新型コロナウイルス感染の暗~いニュースが続き、外出自粛で、精神的にもツライですね。 そんな中で、約100年前に起こった全世界で、死者が1億人とも言われている「スペイン風邪」に学べることを、拾ってみました。
1918年3月~1920年のスペイン風邪のひどさ
スペイン風邪と言われる全世界に広がったインフルエンザ感染症、その影響の大きさは、想像を絶する規模です。
世界人口の33~50%が感染
死者は、5000万人~8000万人、最大で1億人という説もある
終息に3年かかり、3つの波があった
- 1918年3月米国陸軍基地で始まり、米国各地で集団感染が発生。第一次大戦のさなか、米国からの兵士が欧州に渡り1918年夏には欧州全域に。 ただ、比較的軽傷者が多かった
- 秋以降はアジア・南半球に飛び火、全世界的なパンデミックに。 致死率が格段に上がる。 健康な人が発症12時間以内に死亡するケースが多数報告されている。 1918年12月には終息
- 1919初頭~春にかけ再び世界に感染が広がった。 各地の死者は、欧州230万人、インド 1850万人、米国 68万人、アフリカ 238万人、中国 400~950万人、日本 39~45万人
- 1920年までパンデミックは続いたが、終息は多くの人が一定程度の免疫を獲得したため? とも言われているが、確かなところはわからない
もし、新型コロナがこの規模になる、、、と、スペイン風邪から、何が学べるのかな? と考えて見ました。
【出典】
- 日本経済新聞 2020.4.15 忘れられたパンデミック(上)出征軍から世界拡散
- Wikipedia スペインかぜ
- IDSC 国立感染症研究所 「スペイン・インフルエンザ 1918-1919」
- Forbes 2020.4.5 ペスト、コレラ、スペイン風邪・・・人類はどう感染症の流行と向き合ってきたか
100年前のスペイン風邪に学べる点
たしかに、100年以上前だし、医療も情報システムも抜群に改善しているからという安心材料もありますが、学ぶべき点も探すべきと思います。
スペイン風邪と、現在とは違うと思われる点
- 第一次大戦中で、大人数が密集する兵員輸送船、ざんごうなど「3密」もはなはだしい環境だった
- 大戦の総戦死者の60%、約1000万人が戦病死で、その1/3がインフルエンザが原因とされている
- 戦争中なので、感染爆発を各国は秘密にしていた
- インターネットなどはなく、情報伝達のスピードは圧倒的に遅い
- 高齢者よりも、18才~30代後半までの若年、壮年層の犠牲者が多い
- 感染症に関する情報量の多さ、対処経験、ワクチン開発力は、現在の方が優れている
スペイン風邪時点と共通する点
- ウイルスをおさえ込む特効薬やワクチンがなかった
- グローバルに人の移動が多い
- 全世界への広がり
- 病院が満杯になり、棺おけが足りない
新型コロナウイルスでも起こりえる点
- 多くの人が一定程度の免疫を確保するまでは、第2波、第3波が来る恐れがある
- 結果として、終息まで2-3年かかる?
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
日本政府の出した緊急事態宣言は、5月6日までです。 このスペイン風邪から見ると、とても5月6日までに終息するとは考えられない、、というのが素直な感想です。
さらに続く、外出自粛の中で生活していくにはどうすればいいか? 考え時です。
インターネット検索で、「新型コロナでも忙しい職業」で検索したら、、、こんな職業は非常事態の中でも忙しく、仕事がありそうです
今後の人生設計にご参考下さい。
新型コロナウイルスが勢いがある間でも、活躍できる職種
- ECサイト、インターネット通販
- 食料品の宅配 Food delivery
- オンライン会議システム
- 飲食料品 小売り
- 医薬品
- 日用品雑貨 小売り
- ビルのメンテナンス
- 休業中のテーマパークの補修
- フリーター