【 コロナ 】日本人は現状に悲観的! でも楽観的な情報発見!
【改訂あり】この記事は、2020.08.08のこちらの改訂版ブログをご覧ください
本日の日本経済新聞朝刊と、夕刊フジに、「悲観的」「楽観的」の二つの興味深い記事がありましたので、両方ご紹介しますね
コロナ対策の各国事情: 日本人は悲観的
日本のデータは4/18-20に、7,485人に調査したものです。他の国は4月の中旬から下旬に各国数千人程度、ボストンコンサルティングが調査した情報です。
コロナ緊急事態宣言などのスピード
自由諸国でも厳しい統制で外出制限をかけた国が多かったのに、日本は比較的厳しくない統制で、遅い緊急事態宣言でした。
ただし、私の個人的意見ですが、感染者数・死亡者数は日本は圧倒的に低いし、中国からこんなに近い国なのに、中国からのクラスター感染は水際で止められています
5月をすぎて、最悪の状態か、脱したか?
- 日本人: 日本人調査で、82%が最悪の状況は脱していないと回答
- 米国人: 57%
- 中国人: 26% (74%は脱したと回答?)
圧倒的に死者数が少ないのに、悲観的なのは日本人。 アメリカに至っては楽観的としか言いようがないですね。
新型コロナの影響で日々の生活スタイルを変えたとする消費者の割合
- 日本人: 日本人調査で、73%
- 英国人: 83%
- イタリア人: 83%
危機感は強くても、慣れ親しんだ暮らしを変えることにためらいを感じる消費者が比較
的多い現実がみえます。
【出典】
- 日経新聞朝刊 2020.5.9 コロナ禍、日本人は悲観的「最悪の状況なお」82% ボスコン調べ
楽観的な記事発見: 日本はすでに集団免疫あり?
下の表は、米ジョンズ・ホプキンズ大の集計を使い、単位:人、死者数は2020/5/8現在。 人口比は小数点以下第2位を四捨五入 したものです。
これを見ると、中国には負けていますが、圧倒的に100万人あたりの死者数がすくないですよねー。
【出典】
- 夕刊フジ 2020.5.9 新型コロナ、日本人の低死亡率に新仮説…すでに“集団免疫”が確立されている!? 識者「入国制限の遅れが結果的に奏功か」
この記事を超要約します
日本は、全面的入国制限を強化したのが3月9日と遅かったおかげで、中国人観光客からのK型の新型コロナウイルスが広がり、集団免疫を獲得できた
- 京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授と、吉備国際大学(岡山県)の高橋淳教授らの研究グループが「日本ではすでに新型コロナウイルスに対する集団免疫が確立されている」という仮説を発表されました
- 新型コロナウイルスには、S・K・G型が検出されています。その中で感染力・毒性の強いのがG型です。
- この仮説は、K型のウイルスに感染しても毒性が弱いのですぐ広がり、免疫が早く出来る、というものです。
- 日本が発行済み査証(ビザ)の効力を停止し、全面的な入国制限を強化したのは3月9日でした。 その間に、旧正月「春節」を含む2019年11月~2020年2月末の間に184万人以上の中国人が来日したとの推計があります。
- 日本では3月9日までの期間にK型が広がり、集団免疫を獲得することができた
- 一方、早い段階で入国制限を実施した欧米ではK型の流行を防いでしまったところに、感染力や毒性が強いG型が入ってきたという。
日本は、4月に入って感染者数が急増したが、、、?
夕刊フジでの理由は以下の説明でした。 なかなかの説得力です。
- 3月20~22日の3連休などで油断した時期に欧米からG型が侵入し、4月上旬までの第2波を生んだと考えられる
- 日本の入国制限の遅れを問題視する声もあったが、結果的には早期に制限をかけず、ワクチンと同様の働きをする弱いウイルスを入れておく期間も必要だったといえる
まとめ
世界各国に比べ、日本で感染・死者数が少ない理由は、私のこのブログでも何回か書いていますが、、
日本のコロナ感染・死者数が他国に比べ少ない理由(仮説)
- 清潔文化 マスクなど
- 挨拶は、濃厚接触を避ける ハグ・キス・握手をしない
- BCG予防接種を50年以上続けている
- 【今回追加】 外国人入国禁止にしたのが3月9日と遅かったので、その間にK型コロナウイルスが日本に集団免疫をもたらした
でも、日本で緊急事態宣言の発想は、こんな楽観的でなくて、とりあえず今月までに、これらの仮説が正しいことになれば、日本人はみなHappyなのですが、、、