【 新型コロナ 】抗体検査・抗原検査・PCR検査どう使い分ける?
【改訂あり】この記事は、2020.09.02のこちらの改訂版ブログをご覧ください
「抗体検査・抗原検査・PCR検査」の使い分けを、とっても分かりやすいと評判の感染症専門医、忽那賢志 先生の情報を、ここからお借りして、上の図に整理してみました。
上図の緑色の箱「抗体検査・抗原検査・PCR検査」が違いです
2020年5月13日に抗原検査が承認され、5月18日より医療機関での使用が開始されます。また厚生労働省より献血検体を用いた抗体検査の結果が発表されるなど、抗原検査、抗体検査、PCRなど様々な検査の情報がニュースで流れています。
3検査のちがい
- PCR検査: 今感染しているかどうかを判定する。 感度が高いが、結果までに約6時間かかる
- 抗原検査 : 今感染しているかどうかを判定する。抗原検査と同じ。 約30分で判定可能だが、感度が低い
- 抗体検査: 過去の感染の有無を血液で判定する。感染症流行の全体像を把握できるが、偽陽性が起こりえる
【出典】
- Yahooニュース 2020.5.17 感染症専門医、忽那賢志 先生 抗体検査・抗原検査・PCR検査 どう使い分ける?
言葉の説明
抗原・抗体・PCRなど、分かったようで分かっていない私なので、感染症専門医、忽那賢志 先生の情報から引用させていただきました。
抗体とは?
- 抗体とは、生体の免疫反応によって体内で作られるもの
- 微生物などの異物に攻撃する武器の一つです
抗原とは?
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ウイルスなどの病原体が体内に入ってきた際に、ウイルスのタンパク質が抗原として認識され、抗体が抗原をガッチリ捉えます
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この結合により抗原はマクロファージなどの細胞に食べられやすくなります
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この抗原・抗体反応は人間のウイルスに対する免疫反応の一つです
PCR検査とは?
- PCR検査はウイルスの遺伝子の一部分を鼻咽頭に綿棒を突っ込んで、測定します
- 発症してウイルスが増えている状態で検査を行えば陽性となります
- コロナに感染したら、だいたい3週間くらいまで陽性になり続けます
【出典】
- Yahooニュース 2020.5.17 感染症専門医、忽那賢志 先生 抗体検査・抗原検査・PCR検査 どう使い分ける?
まとめ
綿棒を鼻の奥に突っ込まれて、検査してもらっても,結果が分かるのは翌日、と言うPCRに比べ、30分後にはわかる抗原検査が5月18日から医療機関で始まります。
これらの違いを、まとめました。
3検査のちがい
- PCR検査: 今感染しているかどうかを判定する。 感度が高いが、結果までに約6時間かかる
- 抗原検査 : 今感染しているかどうかを判定する。抗原検査と同じ。 約30分で判定可能だが、感度が低い
- 抗体検査: 過去の感染の有無を血液で判定する。感染症流行の全体像を把握できるが、偽陽性が起こりえる