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【 ポピドンヨード 】うがい薬はコロナに効く?

 

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イソジンなどの、うがい薬でコロナウイルスは死ぬ?



ポピドンヨードの効果はあるが、リスクもある

  大阪府の吉村府知事から、『ポビドンヨード(商品名イソジンなど)のうがいで新型コロナウイルスの量が減る』もしくは『重症化を防ぐ』という趣旨の発表があり、ネット上で議論をよんでいます。

 わたしなりに情報を整理しましたので、ご参考までその要約をお届けします。

コロナ軽症患者にポピドンヨードでうがいをすると、コロナが減った

  • 大阪府で、コロナ軽症患者41人を、2つのグループに分ける
    • A 半分の人: 一日4回 ポピドンヨードのうがい薬でうがいをしてもらう
    • B 他の半分の人:うがいせず 
  • 毎朝、うがい前にPCR検査した結果
    • A:陽性率 1日目 56.0% / 4日目  9.5% 
    • B:陽性率 1日目 68.8% / 4日目 40.0% 

医療従事者から見ると、当たりまえ

  • ポピドンヨードでしっかりうがいをすると、強力なウイルス不活性作用があるので、ウイルス量が減る
  • 接待を伴う、飲食店の従業員や、医療・介護従事者が、こまめにポピドンヨードでうがいをすることで、感染確率が下がるのは、一理ある

【 重要 】PCR検査で陰性になっても、感染が治った訳ではない!

  • 感染とは、ウイルスが鼻の穴とか、口から入ってきて、粘膜に付着し、ウイルスが細胞の中に入って、細胞の中で増殖して、初めて感染と言う形になる
  • ポピドンヨードで消毒したり、うがいして一時的に口の中のウイルスが減少しても、細胞の中に入り込んだ、ウイルスはなくすことはできない
  • 感染症が治るとか、予防できるという証拠ではない!

【リスク1】ポピドンヨードでうがいしすぎると、感染しやすくなる

  • ウイルス、細菌を不活化させる効果はある
  • 半面、正常な、のどの粘膜の細胞まで傷めたり
  • 粘膜が荒れて、バリアーを破壊され、病原体が侵入しやすくなる、というリスクがある

【リスク2】転売目的で、買占めする人が出るとさらに問題

  • TVで放映されていたように、薬局では早速、イソジンなどの医薬品が在庫ゼロという状態になっているようですが、
  • ポピドンヨードは医薬品なので、一般の人が転売したり、インターネットで販売するのは違法です
  • 医療現場でもよく使う、消毒液なので、不足することは大問題です

【出典】

 

参考:うがいの効果

 うがいをすることの、風邪の感染予防の研究結果です。 *3

387人被験者を3つのグループに分けて、60日間治験

  • A 水でうがい
  • B ポピドンヨードでうがい
  • C なにもしない 

60日経過後、結果

  • A 風邪をひく人が少なく、優位性が見られる
  • B・Cともに同じ結果で、風邪をひく人がAより多かった

分かったこと

  • ポピドンヨードでうがいしても、風邪をひくのを予防することはできない

【出典】

 

 

 

まとめ

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございます 

 新型コロナウイルスのような、全世界の社会問題が、イソジンだけで解決するような、簡単なものではありませんよね。

わかったことをまとめました

  • ポピドンヨードでしっかりうがいをすると、強力なウイルス不活性作用があるので、ウイルス量が減る
  • 接待を伴う、飲食店の従業員や、医療・介護従事者が、こまめにポピドンヨードでうがいをすることで、感染確率が下がるのは、一理ある
  • 【 重要 】うがいをして、PCR検査で陰性になっても、感染が治った訳ではない!
  • ポピドンヨードで消毒したり、うがいして一時的に口の中のウイルスが減少しても、感染症が治るとか、予防できるという証拠ではない!
  • 【リスク】ポピドンヨードでうがいしすぎると、のどの粘膜細胞まで傷め、病原体が侵入しやすくなるリスクがある
  • 【転売禁止】ポピドンヨードは医薬品なので、一般の人が転売したり、インターネットで販売するのは違法です
  • 【買占めしないで】医療現場でもよく使う、消毒液なので、不足することは大問題です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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