【 新型コロナ 感染場所 】家庭内が増加
増えている「家感内感染」
2020.08.15の、ABCのTV番組「おはよう朝日 土曜日です」で、最新の新型コロナウイルス感染が判明している年代別場所が報告されていました
40代以上の年代は、第1位が家庭内感染!
第一位 | 感染場所 | |
20~30代 |
24.1% | 夜の繁華街 |
40~50代 |
33.5% | 家庭 |
60代 |
40.5% | 家庭 |
70代 |
51.0% | 家庭 |
【出典】
- ABCのTV番組 2020.08.15「おはよう朝日 土曜日です」
家庭内感染を予防する対策
ゾーニング (Zoning)
- 自宅を、Green, Yellow, Redの3つのゾーンに分ける
- 目的: 病原体に汚染されれている区域と、そうでない区域を分ける
緑のゾーン Green Zone
- 感染していない人の生活域
- 入室時には、消毒の徹底、スリッパを脱ぐなどのルールを決めて、実行する
黄色ゾーン Yellow Zone
- 玄関: 全員が使う
- 上着を脱ぎ、マスクを取り、手を消毒する、などウイルスを持ち込まない
赤ゾーン Red Zone
- 感染者の部屋
- 食事は、その部屋の前に置く
- 室外に出ることは最小限に
その他の対策
- ドアノブ、電気のスイッチなどは、触れる人が限定されていることが多いので、何度も消毒する必要はない
- アルコール消毒は、火を扱うの場所では注意する
空間噴霧について *2
- 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスに対する消毒に関する見解の中で、「室内空間で日常的に物品等の表面に対する消毒剤の(空間)噴霧や燻蒸をすることは推奨されない」としており、また、「路上や市場と言った屋外においてもCOVID19やその他の病原体を殺菌するために空間噴霧や燻蒸することは推奨せず」「屋外であっても、人の健康に有害となり得る」としています。
- また、「消毒剤を(トンネル内、小部屋、個室などで)人体に対して空間噴霧することはいかなる状況であっても推奨されない」としています。(5月15日発表)
【出典】
- *1 ABCのTV番組 2020.08.15「おはよう朝日 土曜日です」
-
*2 厚生労働省 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
新型コロナに感染した場所の特長
2020.07.01 時点で集めた情報です。 「クラスター」と呼ばれる集団感染が判明している場所は、以下が報告されています
日本国内で感染が報告されている場所
- クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」
- 屋形船での新年会
- 知り合いの高層マンションの自宅に集まり食事
- 院内感染
- 住宅設備の展示会
- ライブハウス
- コールセンター
- ナイトクラブ
- スポーツジム・フィットネスクラブ
- ビュッフェスタイルの会食
- 雀荘
- スキーのゲストハウス
- 密閉された仮設テント
- カラオケ施設
- 夜の繁華街:ホストクラブ・キャバクラ
海外で感染が報告されている場所
- クルーズ船
- バー
- 大規模な音楽コンサート
- スポーツジム
- 教会 宗教サービス
【出典】
- 福井新聞 2020.4.12 新型コロナウイルス 3割が集団感染 スポーツジムや屋形船、展示会
- Youtube ★医師解説★新型コロナウイルスの新しい感染経路「マイクロ飛沫感染」とは?
- 【新型コロナウイルス対策】コールセンター内の汚染対策とその時に備える
- 厚生労働省 新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために
- CLINIC FOR 2020.04.23 新型コロナウイルスにかかりやすい場所は?病院も危険?医師が解説します
- healthline "As businesses reopen, here are some of the highest risk places for COVID-19”
- NHK 2020.06.29 東京都の感染者 1週間の状況 年代や感染経路は?新型コロナ
- New York Post 2020.06.13 COVID-19リスクのランク付け:ウイルスに感染する可能性が最も低い場所の中に食料品店
感染した場所の特長
これらの場所の特長を見ますと、よく言われている「3密」だけでなく、下の2つの要因が重なって、そこに感染者がいると、集団感染を起こしていると考えられます。
換気が悪い
- 密閉空間で、空気の流れがないため、空気中にコロナウイルスがただよう
- クルーズ船は、寒暖の激しい中を航行するので、集中換気で船内を循環させている
- 高層マンションは窓を開けない。
マイクロ飛沫
- 大きな声で会話・歌を歌う・1時間以上同じ場所で食事・会話により、空気中にマイクロ飛沫がただよう
- スポーツなどで荒い息をするため、感染者からはマイクロ飛沫が飛び交う
- マスクでは、マイクロ飛沫は5マイクロmmでマスクの間を通り抜ける
- コロナウイルスは、このマイクロ飛沫に付着し、3時間空気中で生きている
会話をしながら飲食、口に入れる食品がむき出し
- 屋形船の新年会
- ビュッフェ形式のレストラン
- バー
- 夜の繁華街 ホストクラブ・キャバクラ
【出典】
- Youtube ★医師解説★新型コロナウイルスの新しい感染経路「マイクロ飛沫感染」とは?
- 厚生労働省 新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために
- NHK 2020.06.29 東京都の感染者 1週間の状況 年代や感染経路は?新型コロナ
海外のサイト、場所別の感染リスクの大小評価
MLiveと言う、ミシガン州のメディアが、4人の公衆衛生の専門家に自粛後の感染リスクと、場所の関係を調査依頼した結果を、ご紹介します。
感染リスクを1~9で評価し、9がリスクが高いとしています
コロナウイルス感染リスクの高い順
- 9 バーと大規模な音楽コンサート
- 8 スポーツスタジアム、ジム、遊園地、教会、ビュッフェ
- 7 公衆プール
- 6 映画館、美容院、理髪店
- 5 飛行機、ビーチ、ボーリング場、裏庭のバーベキュー
- 4 忙しい街の歩道と歯科医院
- 3 図書館/美術館、食料品店、ホテル、ゴルフコース
- 2 ガスの排気、ウォーキング/ランニング、サイクリング
- 1 レストランのテイクアウトとテニス
【出典】
- New York Post 2020.06.13 COVID-19リスクのランク付け:ウイルスに感染する可能性が最も低い場所の中に食料品店
- Michigan Live 2020.06.02 美容院からジムまで、専門家はコロナウイルスのリスクレベルで36のアクティビティをランク付けしています
自粛解除し、ビジネス再開後のリスクの大きい場所
★ バー
- 騒音のためにマスクを外し大声で話す必要のある、空調が不十分な場所
★ コンサートホール、教会、劇場
- ロックコンサート・宗教サービスなど、ウイルスを持っている人と接触する機会が増えること、適切な距離を保つ可能性が低くなる
★ コミュニティプールとビーチ
- 公共のビーチやコミュニティプールは、気が付かないうちに静かな場所から賑やかな場所へと移行する可能性があります
- マスクを着用できず(たとえば、飲食をしているため)、他の人との距離を保つことができない場合(混雑しているため)
★ 交通手段
- 地下鉄、バス、電車、飛行機などの交通手段も、物理的な距離を保つことが難しい場所です
- くしゃみ、咳、または話しをすることによって、乗客から乗客にコロナウイルスの空中液滴を通過する可能性を高めます
- 手すり、ドアの引き手、ボタンなどの交通機関の表面には手を触れないように注意する必要がある
- この状況でのリスクを最小限に抑えるには、手洗いと顔に触れないようにすることが不可欠です
【出典】
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
7月1日の時点では、夜の繁華街などで感染する若い人たちが問題になっていました。しかし、8月15日の今日は、40代以上の感染の1位は、なんと家庭内感染。
仮に皆様のお家で、感染者がいる場合は、ゾーニングと言う、部屋を「Green」「Yellow」「Red」に分けて、感染対策を取られることをお勧めします。
もちろん外出時は、3蜜を避け、ワクチンができるまでは、ウイルスが換気されずに漂っている場所には、行かないで下さいね。
外気と換気の少ない、船
密室での1時間以上の会合・人との会話
高層マンションなど外部との換気が少ない部屋で飲み食い
外気の換気が悪いライブハウス・ナイトクラブ・スポーツジム
これらの場所でお仕事をされている方には、大変申し訳ありませんが、ソーシャルディスタンスや、消毒など感染のリスクを防止する 対策をお願いします。