【胃がん・大腸がん】予防のための生活の心得 ★
胃がんは、どのような病気?
胃がん・大腸がんの危険因子を知り、リスクを避ける生活を心がけるとともに、定期的に「がん健診」を受信し、早期発見に努めましょう。
胃がんとは?
- 胃の内側にある粘膜に発生するがんを言います
- 患者数はがんの中で男性が第1位、女性は第3位を占めています
- 肺・大腸に次いで死亡数の多いがんです
胃がんの主な原因は、「ピロリ菌」の感染
- 胃がんの危険因子には、塩分の過剰摂取、野菜や果物の摂取不足、喫煙などが指摘されています
- 近年は胃の粘膜に住みつく「ヘリコバクター・ピロリ(以下ピロリ菌)」が胃がんと密接な関係にあることがわかってきました
- ピロリ菌の感染が長期間持続すると、胃粘膜の萎縮が進行し、慢性的な胃炎が起こります。
- そこに、さまざまな要因が加わると、胃・十二指腸潰瘍を引き起こしたり、最悪の場合は胃がんを発症します
【出典】
- My Health 2016 autumn P10 国立がん研究センター 社会と健康研究センター長 津金昌一郎 先生 監修
大腸がんは、どのような病気?
大腸がんとは?
- 大腸(結腸・直腸・肛門)の粘膜から発生するがんを言います
- 日本人では、S状結腸と直腸に多く見られます
- 大腸がんには「腺腫」という良性腫瘍の一部ががん化して発生するものと、正常粘膜から直接発生するものがあります
- 大腸がんは、かつては、日本人には少ないものでしたが、食生活などの変化により、急増し、現在は男女ともに患者数は全がん中第二位を占めています
胃がんの主な原因は、「ピロリ菌」の感染
- 大腸がんの危険因子には、身体活動量不足や、食物繊維の不足などが指摘されています
- これらは、血糖を下げるインスリンが効きにくい状況をつくり、それが腫瘍細胞の増殖を促進してしまうと考えられています
- また、便が腸内に長くとどまるようになり、腸内の粘膜に発がん物質などが接する機会が増えることも原因と言われています
- それ以外には、過度の飲酒や喫煙などもリスクになります
胃がん・大腸がんは早期発見で治せる
胃がんの検査
大腸がんの検査
治療法は?
早期ならば、開腹せずにがんを切除できることも可能です。
胃がん・大腸がんの治療法
病期や全身の状態、年齢、合併するほかの病気などを考慮して、治療法が決定されます。
- 手術
- 化学療法
- 放射線療法
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
胃がん・大腸がんは早期に見つけると完治できるとのこと、以下に注意しましょうね。
胃がん・大腸がん予防のための生活の心得
- 喫煙者は、今すぐ禁煙を実行する
- 塩分を控える
- 過剰な飲酒を控える
- 野菜・果物を不足しない
- 適度な運動を習慣にする
- 定期的に、胃がん健診、大腸がん検診を受ける