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【 牛豚鶏肉 】それぞれの特長と、健康にオススメの部位

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鶏牛豚 体にとってどれがいいんでしょう?

 

 

牛・豚・鶏肉の特徴

 牛肉や豚肉、鶏肉といった「食肉」は、良質な動物性たんぱく質が豊富で、私たちの重要なたんぱく質源として、とても身近な食材です。

 肉類は部位により脂質の含有量が大きく異なり、牛肉は国産と輸入によっても違いがありますが、それぞれの特徴はこんなところだと思います。

牛肉

  • 牛肉のたんぱく質は体内で合成できない9種類の必須アミノ酸のほか、鉄分が含まれ、それらは骨や筋肉、血液など体のもとをつくります
  • 他の肉類と比べ脂質が多く、その脂も飽和脂肪酸が豊富なため、摂りすぎは動脈硬化の要因にもなります

豚肉

  • 日本で一番よく食べられている食肉で、コクある味わいが豚肉です
  • 豚肉は他の肉類に比べビタミンB1を豊富に含み、疲労回復に効果があります
  • ビタミンB1はご飯やパン、麺類などの糖質をエネルギーに変えるためには欠かせないビタミンです
  • 内臓もビタミン豊富で、美容にも効果的。かむほどに味わ深く、コクがあるのが人気です。

鶏肉

  • 低脂肪でヘルシー、美容にもよいのが鶏肉です
  • 皮の部分を除けば、牛肉・豚肉に比べ、低脂肪で肉質もやわらか、高たんぱく質です
  • ビタミンAのほか、皮や軟骨部分にはコラーゲンも豊富。食肉の中で豚肉に次ぐ消費量で、価格が比較的安いことも魅力です

 

【出典】

 

鶏肉のいいところ・部位ごとの特徴

 

栄養の吸収率が高く脂肪も少ない

  • 鶏肉のタンパク質は、必須アミノ酸のバランスが良く、消化吸収率が95%。ビタミンAやB群をはじめ、多くのビタミンが詰まっています

  • ビタミンAは皮膚や粘膜の健康、眼精疲労

  • ビタミンBは代謝を活発にして細胞を活性化

  • 鶏肉の脂肪は主に皮にあるので、取り除けば半分から1/4に減らせます。しかし、鶏肉の脂肪には血中コレステロールを抑えるオレイン酸リノール酸が多いので、血栓の予防などが期待できます。
  • また、細胞膜を作り、体の発育や生命の維持に働くなど、適量の摂取は欠かせません。その際は、鮮度の高いうちに食べることと、ビタミンEと一緒に取るとさらに効果的です。

美肌効果のコラーゲンが豊富

  • 鶏肉で特に女性から注目されるのが、コラーゲン。美肌などの効果が良く知られており、たくさん接種したいものです。手羽部分が良く知られていますが、皮や骨、軟骨などにはたっぷり含まれています

  • 人の皮膚、骨、関節、腱に多いコラーゲンは、多くの臓器を構成するのに大事な要素。関節の強化や美肌、増毛、目の老化防止など効用も多く、血管が硬くなるのも防止します。加齢とともに減少して40代には20代の約半分になると言われていますので、積極的に摂取することで若さと健康の維持に期待ができます

鶏肉の部位ごとのオススメ

手羽

  • 鶏の翼の部分で、脂肪やゼラチン質を多く含み、手羽先と手羽元に分かれる

  • 肉と皮のバランスがよく、スープや揚げものに最適

  • おすすめ料理:ローストチキン、から揚げ、シチュー、煮物

むね

  • 柔らかく、脂肪が少なめでタンパク質が多く、あっさりした味
  • 油の風味を生かして焼き物や揚げものに、淡白さを活かして蒸し物でも合う
  • おすすめ料理:タンドリーチキン、チキンカツ、棒棒鶏

もも

  • 筋でやや硬いが、旨味とコクのある味
  • タンパク質や脂肪、鉄分も多い。骨付きは煮込みで
  • おすすめ料理: 煮込み、から揚げ

ささみ

  • タンパク質が最も多く、淡白な味です
  • やわらかくて脂肪が少ない
  • おすすめ料理:蒸し料理、サラダ、和え物

 

【出典】

 

豚肉のいいところと、部位ごとの特徴

 美味しくて、栄養たっぷりで、しかも手ごろな価格。疲れやすい現代人に、そして家計に、豚肉は強い味方になってくれます。
    炒め物や煮物など、さまざまなおかずに使われている豚肉ですが、そこには健康に役立つパワーがみなぎっているのです。

タンパク質

  • 豚肉のタンパク質の必須アミノ酸は、非常にバランスが良く、植物性タンパク質より優れた基準を満たしています。タンパク質は体を形作るのに大事な要素で、約30分の1が毎日入れ替わっています。つまり、優れたタンパク質を取ることが健康維持に直結するのです

  • タンパク質は各臓器、筋肉、神経伝達組織など、体を形作り、生命を維持するのに欠かせません

  • 免疫力を高め、病気になりにくい体を作るのに、栄養価の高い豚肉が効果的です

 

健康に有効なビタミンB1

  • 豚肉はエネルギー代謝に必要なビタミンB1、B2、B6、貧血を防ぐ鉄分、血圧を下げるカリウムなど、健康維持に必要な栄養素が豊富に含まれています

  • 中でも、ビタミンB1は100gあたりに含まれる量を他の肉や魚介類と比較すると、あらゆる食品の中で最多。牛肉の約10倍もあるのです

  • ヒレ肉には100gで0.98mg含まれています。1日に必要なビタミンB1は、成人男性1.4mg、成人女性1.1mgなので、120g食べれば接種できてしまうほど。ただ、水溶性のため、すぐに流れ出てしまう欠点があります

  • たまねぎやニラ、ニンニクなどと一緒に食べると吸収力がアップします。

健康を保つ

  • 「疲れたな」と思ったら、豚肉を。疲労の一因はビタミンB1が不足することにあります。体内で糖質をエネルギーに変えるには、豚肉に豊富に含まれているビタミンB1が不可欠なのです

  • また、同じ作用で脳を活性化し、運動神経と集中力を向上させます

  • ほかにも、ビタミンB2ナイアシンなど、糖質や脂肪の代謝に必要な物質があり、皮膚や粘膜の健康を維持

  • 漢方では、豚は内臓を丈夫にして、肌荒れを治すと言われていました

豚肉の部位ごとの特徴

ネック

  • 「トントロ」と呼ばれるほど脂肪が多い

  • おすすめ料理: 焼肉、炒め物

かた

  • 筋肉質で少し硬めだが、ほどよい脂肪分で、しっかりした旨み

  • 角切りにして煮込み料理にするとよい味が出る

  • おすすめ料理: シチュー、豚汁、ポークビーンズ

カタロース

  • きめはやや粗くて硬めだが、赤身の中に脂肪が粗い網状に混ざっている

  • コクのある濃厚な味

  • 調理にはすじをきってから。

  • おすすめ料理: カレー、焼き豚、焼肉、生姜焼き

ロース

  • きめが細かくて、適度な脂肪で、肉質も柔らか

  • 一番美味しいと言われる部分

  • ふちの脂身の部分にも旨みが凝縮している

  • おすすめ料理:とんかつ、豚シャブ、ポークソテー、焼き豚、ロースハム

ヒレ

  • きめが細かく柔らかで、豚肉の中で一番良質の部位

  • 脂肪分が少なく、美肌効果があるビタミンB1を最も多く含む

  • おすすめ料理: ポークソテー、とんかつ、焼き豚

ばら

  • 赤身と脂肪が層になって、濃厚な味

  • 別名を三枚肉とも。骨付きのものは、スペアリブと呼ぶ

  • ベーコンを作るのはこの部分。煮込み料理に。

  • おすすめ料理
    焼き豚、肉じゃが、角煮

もも

そともも

  • 脂肪が少なく味も淡白で、きめが粗い部位です。
    薄切りにして炒め物、角切りにして煮込みと、どんな料理にも合う。

  • おすすめ料理
    豚汁、シチュー、角煮

【出典】

 

牛肉のいいところと、部位ごとの特徴

美味しさでは大人気の牛肉には、体を強くしたり、病気を予防したりする栄養が豊富です。
中でも、良質のたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルが豊富で、現代人に多い生活習慣病などのリスクに打ち勝つのに有効な食材とも言えます。美味しく上手に食べながら、健康・長寿を得られる牛肉に注目です。

牛肉の栄養価

  • 牛肉は脂肪があって太るかもしれない。そんな思いを持っているかもしれませんが、脂肪は体の機能を保つうえで不可欠なエネルギー。脂質の一つであるコレステロールが多い人はうつ病認知症のリスクが少ないことがわかっています

  • 肉に多く含まれるオレイン酸には、悪玉コレステロールを減らし、コレステロール値を上げない働きがあるのです

  • ビタミン・ミネラルも豊富で、エネルギー代謝に必要なビタミンB2、貧血を防ぐ鉄分、味覚を保つ亜鉛などが含まれています

ダイエットにも効果的?

  • 牛肉を食べると、筋肉疲労が起こりにくく、運動の持続性が向上する機能があります

  • 牛肉に含まれるカルニチンには、脂肪の燃焼に不可欠なもの。食事で得た脂肪や体内の余分な脂肪を燃やしてエネルギーに変える働きを促します。特に牛の赤身が効果的のようです

  • また、牛肉の赤身には脳のセロトニンを増やすことで、うつ病の予防につながります

鉄のように強い体に

  • 牛肉には鉄分が多く含まれ、吸収も良いと言われています。ホウレンソウなどよりも鉄の吸収が高いので、貧血などで鉄分が必要な場合には牛肉が効果的です

  • ストレスにも牛肉は有効で、肉のタンパク質が分解されたペプチドに酸化ストレスを抑制する抗酸化作用があります。さらに、血圧上昇を抑える作用もあります

  • 牛肉のタンパク質にはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨密度の上昇で骨粗しょう症の予防にもなります

牛肉の部位ごとの特徴とオススメ料理

ネック

  • 脂肪分が少なく、筋が多い硬めの赤身

  • タンパク質が豊富で濃厚な味

  • 角切りで煮込みにすると柔らかくなり、うまみ成分が多い

  • おすすめ料理:スープ、カレー、シチュー、煮込み料理

かた

  • 脂肪分が少なく、たんぱく質が豊富

  • 煮込むと柔らかくなり、うまみ成分やコラーゲンが出る

  • おすすめ料理:スープ、カレー、シチュー、煮込み料理

カタロース

  • 筋が多めだが、脂肪分があるので風味が良い

  • 幅広い料理に使える。薄切りにする料理に

  • おすすめ料理:ステーキ、しゃぶしゃぶ、ローストビーフ、すき焼き、煮込み料理

リブロース

  • 肉そのものの味が楽しめる部位

  • 柔らかくてきめ細かく、赤身と脂身のバランスが良い

  • コクと風味を生かすために、あっさりした味付けでステーキに。霜降りはすき焼きに

  • おすすめ料理:ステーキ、しゃぶしゃぶ、ローストビーフ、すき焼き

サーロイン

  • ステーキに最適な部位

  • きめが細かく柔らかで、風味や香りなど、「サー」の称号が付くほど最高の肉質

  • おすすめ料理:ステーキ、ローズとビーフ、網焼き、すき焼き、しゃぶしゃぶ、みそ漬け

ヒレ

  • きめ細かい柔らかな部位

  • 脂肪が気になるなら、ここがお勧め。加熱しすぎると硬くなるので注意

  • おすすめ料理:ステーキ、ローストビーフ、カツレツ、バター焼き

ばら

  • かたばらは赤身と脂肪が層になり、きめは粗く硬めの肉質

  • ともばらは、霜降りになりやすくて濃厚

  • おすすめ料理:シチュー、カレー、ステーキ、煮込み料理、すき焼き、カルビ焼き、牛丼

もも

  • 赤身の塊で、脂肪が少ない

  • くせのない風味で、いろいろな料理に使える

  • おすすめ料理:ステーキ、焼肉、ローストビーフ、カツレツ、タタキ、網焼き

そともも

  • きめがやや粗い、脂肪が少なめの赤味肉

  • 薄切りや細切れで炒め物に

  • おすすめ料理:焼肉、煮込み料理、しゃぶしゃぶ、シチュー

ランプ

  • サーロインに続くお尻の部分

  • 赤身の柔らかい肉質で、味に深みがあり、柔らかい

  • おすすめ料理:焼肉、ステーキ、ローストビーフ、すき焼き、タタキ、カツレツ

すね

  • 筋が多くてかたいが、長時間煮込むと柔らかくなる

  • スープを取るには最適で、コラーゲンも豊富

  • 圧力鍋を使うと煮込む時間が短縮できる

  • おすすめ料理:スープ、シチュー、煮込み料理

【出典】

番外編: 宗教・お国柄

 余談ですが、肉はお国柄や、宗教によって食べる・食べられない、があります。もし、お料理で接待するときには確認が必要です。

 

イスラム教徒・ムスリム

  •  「豚」「アルコール」「血液」「宗教上の適切な処理が施されていない肉」

インド・ネパールのヒンドゥー教徒

  • 多くのヒンドゥー教徒は、肉全般を避けますが、中には肉食をする人もいます

  • でも食べる対象は、鶏肉、羊肉、ヤギ肉に限定されます

ベジタリアン

  • 野菜主体なので、牛・豚・鶏肉はすべてだめです

【出典】

 

まとめ

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

 私たちが日常食べる、牛・豚・鶏肉ですが、肉類は部位により脂質の含有量が大きく異なり、牛肉は国産と輸入によっても違いがあり、それらをまとめます。

牛・豚・鶏肉の特徴

  • 牛肉たんぱく質は体内で合成できない9種類の必須アミノ酸のほか、鉄分が含まれ、それらは骨や筋肉、血液など体のもとをつくります。しかし他の肉類と比べ脂質が多く、その脂も飽和脂肪酸が豊富なため、摂りすぎは動脈硬化の要因にもなります
  • 豚肉は他の肉類に比べビタミンB1を豊富に含みます。ビタミンB1はご飯やパン、麺類などの糖質をエネルギーに変えるためには欠かせないビタミンです
  • 鶏肉は牛肉や豚肉と比べると脂質が少なく、肉質も柔らかで比較的安価な食材です  

 

【出典】

 

 

 

 

 

 

 

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