【腸内フローラ】感染症に負けない腸づくり ★
腸内フローラって何?
私たちの腸内には「腸内細菌叢」と言って、1,000種類以上、約100~1,000兆個もの細菌が棲みついており、種類ごとに集団をつくって存在しています。
その様子がお花畑(フローラ)のように見えることから、腸内に棲みつく細菌はまとめて「腸内フローラ」と呼ばれています。
【出典】
- 2022 autumn My Health no. 114 日本アイ・ビー・エム健康保険組合 8Page "腸内フローラを整える"
https://www.ibmjapankenpo.jp/contents/myhealth/files/kikan/114/p08_09.pdf
腸は体内最大の免疫器官
腸は免疫にかかわる細胞の約7割が存在しており、体内最大の免疫器官とも言われています。
腸内では善玉菌が免疫細胞を活性化させるとともに、免疫細胞は多種多様な腸内細菌を相手に攻撃すべき敵を見極めるトレーニングを繰り返しているそうです。
善玉菌が減り、腸内フローラのバランスが崩れると、感染症などから身を守る免疫機能をも低下させてしまします。
2022年の冬は、新型コロナウイルスの再燃とともに、インフルエンザの大流行も懸念されています。
腸内フローラのバランスを整える生活習慣で、免疫力をアップし、感染症の季節を乗り切りましょう。
腸内フローラを形成している3つの細菌
腸は免疫理想的なバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌 = 2:1:7 だそうです
腸内フローラを整える生活習慣
腸内フローラを理想的なバランスに保つことを心がけ、免疫力アップを図りましょう。
食事
- 善玉菌を含む発酵食品を摂りましょう :ヨーグルト・チーズ・ぬか漬け・キムチ・納豆・味噌など
- 善玉菌のえさになる食品を摂りましょう: 水溶性食物繊維・オリゴ糖
運動: 悪玉菌を増殖させる「便秘」を予防・改善
- Walkingとともに、腸のぜん動運動を促す、ヨガやストレッチを習慣づける
- コブラのポーズ
- ネコのポーズ
- 橋のポーズ
睡眠
- 腸の働きをつかさどる自律神経のバランスが乱れると、腸の動きも乱れがちになります
- 自律神経には心身を活動に導く交感神経と、リラックスに導く副交感神経があり、両者がバランスをとりながら、心身のリズムをつかさどっています
- 忙しい人は、交感神経優位になりがちです。 副交感優位にするために、まずはぐっすりと眠ることが大切です
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
感染症に負けない腸にするために、以下の点に注意して生活します。
腸内細菌(フローラ)のバランスを、善玉・悪玉・日和見= 2:1:7 に
- 食事: 善玉菌を含む発酵食品・善玉菌のエサになる食品をとる 例: ヨーグルト・チーズ・おくら・キウイフルーツ・海藻・きのこ など
- 運動: 悪玉菌を増殖する便秘を防止するため、腸のぜん動運動を促すヨガ・ストレッチを習慣づける
- 睡眠: ぐっすり眠ることで、副交感神経を優位にする