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【 新型コロナ 】ウイルスの生存期間は?

 

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米国 New England Journal of Medicineと言う医療関係の雑誌で 2020.03.17 に発表された情報

 

ものに付着した、コロナウイルスの生存期間?

 電車のつり革や、ドアノブなど、私たちが外出したら、触れざるをえないところが一杯あり、新型コロナウイルスの感染接触が怖いですよね。 

 出典の情報を整理し、新型コロナウイルスの生存期間を以下まとめてみます。

 

 

まとめ:ものに付着した新型コロナウイルスの生存期間

  • 紙・ティッシュ表面 : 3時間  *1
  • エアロゾル : 3時間  *2  (エアロゾルは、空気中に浮遊する、直径が0.001μmから100μmの粒子)
  • 銅の表面 : 約4時間で死滅 *1 *2
  • ヒト皮膚表面 : 9時間 *4
  • ダンボールの箱表面 : 最大24時間 *1 *2
  • ステンレス : 48時間~72時間 *1 *2
  • ペットボトルなど プラスティック : 72時間 *1 *2
  • マスクの外側 :  7日間 
  • 紙幣や携帯電話の表面 :  28日間  *3 *5

 

ものを介しての感染は、どこまで気を付けるべき?

  マスクの外側は7日間、紙幣や携帯電話の表面には、なんと28日間もウイルスが生き残っている、というショッキングな数字が発表されています。

 しかし、得た情報の中からは、紫外線による殺菌もあり、本当に28日間も生存するのか? という疑問も出ています。 

 

ものから接触感染は、本当に怖い?

 

厚生労働省接触感染の定義 *6

  • 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます
  • 他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します

紫外線による殺菌効果もあり、ものの表面を介した感染脅威に疑問の声

  • 出典*3 のBBC News Japan オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の調査によると、紙幣や携帯電話のスクリーン、ステンレススチールなどの表面に付着した新型コロナウイルスSARS-Cov-2)は28日間生存するという
  • ただ、この実験は暗室で行われたもので、すでに紫外線(UV)でウイルスが死滅することは示されている

  • 一部の専門家も、実生活における物体の表面を介した感染の脅威に疑問を投げかけている。

厚生労働省の、接触感染に関するQ&A  *7

  • 新型コロナウイルスは飛沫・接触で感染します。特に閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなど
  • 接触感染とは、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることにより粘膜から感染することを言います
  • しかし、現在のところ、中国やウイルスが見つかったその他の場所から積み出された物品(手紙や輸入食品などの荷物)との接触から人が新型コロナウイルスに感染したという報告はありません

  • 2020年5月1日現在、食品(生で喫食する野菜・果実や鮮魚介類を含む。)を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は報告されていません

 

 

【出典】

 

コロナ感染はインフルエンザよりはるかに、つらいです

 ご参考まで、コロナとインフルエンザとの違いをご覧ください。

大きな違い

  • インフルエンザに比べて致死率が高い
  • 新型コロナは、潜伏期間が長く、感染しても無症状であることも多い
  • 新型コロナは、無症状患者でもウイルス量は多く、発症前もウイルスを排出している

 

sakihana.hatenablog.com

【参考】最近の日付順 入手情報の概要 

豪研究機関 2020.10.12 の情報 *3

  • 感染症COVID-19を引き起こす新型コロナウイルスが、紙幣や携帯電話などの表面で28日間生存することが、オーストラリアの研究機関の調査で明らかになった

  • ただし一部の専門家は、物の表面を介した感染リスクを疑問視している

京都府立医科大学大学院医学研究科 2020.10.03 の情報 *4

  •  ヒト皮膚表面上の新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの生存時間は、ステンレススチール・耐熱ガラス・ポリスチレンの表面の生存時間より大幅に短くなり、ヒト皮膚の表面はウイルスの生存には不向きであることが明らかになった

  • 新型コロナウイルスは皮膚表面上で9時間程度生存し、1.8時間程度で不活化されるインフルエンザウイルスに比して大幅に生存時間が長くなった

  • 皮膚表面上の新型コロナウイルスは、80%エタノールによる15秒間の消毒にて完全に不活化され、新型コロナウイルスに対する手指衛生の重要性を実証した

国立感染症研究所の 2020.06.02の情報 *2

  • 現時点で判明している新型コロナウイルスSARS-CoV-2)の残存期間としては、エアロゾルでは 3 時間まで
  • プラスチックやステンレスの表面では 72 時間まで
  • 銅の表面では 4 時間以降
  • 段ボールの表面では 24 時間以降は生存が確認されなかった
  • また他のコロナウイルスに関しては、20 度程度の室温におけるプラスチック上で、SARS-CoVでは 6~9 日、MERS-CoV では 48 時間以上とする研究がある
  • クルーズ船における環境調査では、まくら、机、電話受話器、TV リモコン、椅子の取手、トイレ周辺環境から頻回に SARS-CoV-2 の遺伝子が検出された

BBC News Japan 2020.03.18 の情報 *5

  • 正しく消毒しないと、金属やガラス、プラスチックの上で最長9日間生きられる
  • 一部のウイルスは、低温状態で最長28日間生きられるという

SARS MERS (他のコロナウイルス)は最長9日間生きられる

 研究によると、重症急性呼吸器症候群SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)といった他のコロナウイルスは、正しく消毒しないと、金属やガラス、プラスチックの上で最長9日間生きられる。一部のウイルスは、低温状態で最長28日間生きられるという。

  • インフルエンザウイルス A(H1N1)pdm09 の残存期間は数時間程度であり、SARS-CoV、MERS-CoV はインフルエンザウイルスに比較して残存期間が長い
  • SARS-CoV-2 についてもインフルエンザウイルスに比較して環境中に長く残存する可能性がある

 

【出典】

 

 

 

 

空気感染とエアロゾル感染

 コロナウイルスは、最初は、「空気感染しない、席役者港の飛沫が肌に付着し、それが口や鼻などの粘膜に付着することにより感染する」とされていました。

 新型コロナウイルスエアロゾルの状態で3時間以上生存できるという研究結果が2020年3月17日に医学雑誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)に掲載されました。これを受けて「やっぱり新型コロナウイルスは空気感染するのではないか」という疑問の声がSNS上で散見されます。

 エアロゾルは、空気中に浮遊する、直径が0.001μmから100μmの粒子です。こららが感染するのは、以下の3条件が同時に重なった空間で、というのがNEJMの実験でわかったそうです。

 

  • 換気の悪い密閉空間
  • 人が密集していた
  • 近距離での会話や発声が行われた

 ライブハウスでの感染などは、この条件に近いのではないかと私は思っています。

 

【出典】

 

オススメ対策

 

厚生労働省ガイドライン

  • 長時間の滞在が認められた場所においては、換気をし、患者周囲の高頻度接触部位などはアルコール(エタノール又は 2-プロパノール)あるいは 0.05%の次亜塩素酸ナトリウムによる清拭で高頻度接触面や物品等の消毒の励行が望ましい。
  • 共有トイレのウォシュレットは、ノズルを清潔に管理できない場合は使用しないことが望ましい。急性の下痢症状などでトイレが汚れた場合には、その都度清拭する。
  • エアジェット式手指乾燥機は使用しないことが望ましい。
  • 症状のない濃厚接触者の接触物等に対する消毒は不要である。
  • リネン類の洗濯にあたっては、通常の 80℃・10 分間の熱水消毒後、洗浄を行う

 

【出典】

まとめ

  新型コロナウイルスの、飛沫感染を避ける方法は、「3蜜を避ける」とわかりやすいですが、「もの」についてコロナウイルスを防ぐのは、心配が一杯ですね。

 ステンレスのドアノブで、48時間、プラスティックのドアノブでなんと72時間も、生き残っていると聞くと、あらためて、手洗いの重要性を認識しました。 

 みなさんも、厚生労働省感染症対策」をご覧になって、これらを守って下さいね

咳エチケット マスクで他人に飛沫感染させない

手洗い・手指消毒 ものから手ついたウイルスを除去

換気

 

 

 

 

 

 

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