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【がん検診】男女別がん死因と、痛みのない検診ご紹介

 

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マンモグラフィー検査



男女別がん死亡率

 がん(悪性腫瘍)は日本人の死因圧倒的1位です。 厚生労働省の統計情報から、がんの種別男女別死因情報を持ってきました。 

 

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2019年 男女別がん死因順 【出典*1】

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2019年 腫瘍部位別死亡率の年次推移 【出典*1】

【出典】

 

がん検診の受診率は50%以下

 日本人の2人に1人が一生のうちにかかる病気「がん」。老衰や心疾患を抑えて、日本人の死因第1位ですが、早期発見・早期治療をすれば9割は治る病気といわれています。

 しかし、がん検診の受診率は平均50%以下。

 最近は新型コロナウイルスの影響でさらに減り、例年なら早期で発見できるはずの、がん患者数千人の診断が遅れる恐れが増えてきました。

 今回は、出典のTV番組より、がん検診について専門医に教えてもらいました。

がん検診とは?

  • がんがあるかないかを調べる検査
  • がんを早期発見・早期治療する事で死亡リスクを減少させる事が目的です

がん(悪性新生物・腫瘍)ってどんな病気? *2,*3

  • *2 健康な人でも身体の中ではがんになり得る細胞が1日に5000個以上生まれているといいます
  • *2 免疫細胞がその都度それらを退治してくれていますが、免疫力が低下し免疫細胞が戦いに敗れると、がん細胞が体内に留まり増殖して塊(腫瘍)になってしまうそうです
  • *3 がんは、すべての人にとって身近な病気です
     男性 がんになる確率 生涯 65.5% がんで死亡する確率 生涯 23.9%
     女性            50.2%              15.1%
  • *3 予防できるけれど完全には防げない:がんは、禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などによって、「なりにくくする(予防する)」ことができる病気です。しかし、それらを心がけていても、がんに「ならないようにする」ことはできません
  • *3 うつる病気ではない: がんは、遺伝子が傷つくことによって起こる病気です。がんという病気自体が人から人に感染することはありません。

【出典】

 

がん検診が必要な理由

がんを早期発見・早期治療する事で死亡リスクを減少させる事 *2

  • 60歳以上になるとがんになる確率が急激に上がります

  • がん検診の中でも、厚生労働省が推奨しているのは「肺がん」「胃がん」「大腸がん」と女性の「乳がん」「子宮頚がん」。いずれも、各自治体によって費用が補助されているので、小額で受診できます

がん検診が40代から必要な理由 *2

  • がんができはじめるのは大体30代くらいからです

  • 早期発見できるがんの大きさは約1cmで、その大きさになるまで一般的に10~15年程度かかるといわれています

  • そのため、40歳以上の方は健康に自信があってもがん検診を受けた方が良いとの事です

 

【出典】

 

がん検診って何をするの?

 がんの種別に、出典のTV番組で紹介された、検診方法です。

肺がんの検診方法

  • 肺がんは、がんによる死亡者数「男性1位」「女性2位」
  • 40歳以上の方は、1年に1回胸部X線による肺がん検診を行う事が推奨されています
  • 胸部X線検査
    検査機器の前に立ち、X線写真を撮影。撮影したX線写真を見て、色の濃さや臓器の形などに異常がないか確認していきます
  • 病変があった場合はCT写真を撮りさらに詳しく検査を行います

胃がんの検診方法

  • 胃がんは、がんによる死亡者数「男性2位」「女性4位」
  • 50歳以上の方は、2年に1回胃部X線か胃内視鏡のどちらかの検査を受ける事が推奨されています
  • ピロリ菌に感染した事のある人や慢性胃炎の人は、胃がんになりやすいといわれているので、精度の高い胃内視鏡検査がオススメです
  • 胃部X線検査
    検査時間は4~5分程度。胃を膨らませる発泡剤と胃の中を見やすくするバリウムを飲みX線写真を撮ります。台の上で身体の向きを変える必要があります。バリウムは身体から排出するため、検査後は下剤を服用する必要があります

  • 内視鏡検査
    内視鏡検査は、口の中にカメラのついた管を入れていきます。胃の中が鮮明に映し出されるので、がんなどの病変があった場合に高い精度で見つける事ができます。さらに、胃だけでなく十二指腸や食道の様子も合わせて診てもらえます。つらいイメージのある胃内視鏡ですが、リラックスして上手く呼吸ができればそれほど苦痛は感じないとの事。負担をより軽減するために、病院によっては鎮静剤を使って意識を低下させる方法や鼻から挿入する経鼻内視鏡もあります

大腸がんの検診方法

  • 大腸がんは、がんによる死亡者数「男性3位」「女性1位」

  • 40歳以上の方は、1年に1回便潜血検査による大腸がん検診が推奨されています

  • 便潜血検査
    ブラシで便の表面を2日分採取し、便に血液が混ざっていないかを調べます。大腸に大きながんやポリープができると出血し便に血液が混ざるため、このような簡単な検査で済むのだとか。検査で陽性になった場合は精密検査として大腸内視鏡検査を受ける事になりますが、大腸がんが見つかるのは陽性の人のうち3%程度だそうです

  • 大腸内視鏡検査 前日の食事制限と、検査当日の下剤により、腸の中を空っぽにし、肛門から内視鏡を突っ込んで調べます。 腸にポリープが見つかると、その場で切除することも可能です。切除した結果やカメラの診断で悪性か判断し、悪性の場合は切除・抗がん剤などで治療を行います

乳がんの検診方法

  • 年間約1万4000人も亡くなっている乳がんですが、早期発見なら9割以上が治るといわれています

  • 日本で乳がんの検査を受けている女性は、先進国の中でも低く40%程度なのです

  • 早期期発見のためにも、40代以上の女性は2年に1回検診を受けましょう

  • X線マンモグラフィ
    乳房は脂肪が多いので圧迫して薄く伸ばしがんができる乳腺組織をより見やすくします。乳房を挟む際に痛みを伴う場合があります。月経前は乳房が張って痛みが増す場合があるので、月経後に検査を受けるのがオススメです

  •  

    神戸大学で「マイクロ波マンモグラフィ」という世界初の検査機器が開発されています。
    この検査機器は、乳房の表面を軽くなぞるだけで乳房の中の様子を立体的に映し出し、がん細胞の位置を特定。X線マンモグラフィでは見つけにくいがん細胞も見つけられるのだとか。近い将来、医療現場で実際に活用される予定だそうです。

子宮頚がんの検診方法

  • 子宮頚がんは、子宮の入り口に発生するがんです

  • 子宮頚がんのピークは、30~40代ですが、日本では20代の患者も増えてきています

  • 20歳を過ぎたら2年に1回検査を行いましょう

  • 細胞診: 婦人科で、細胞を採ってもらい検査を行います

すい臓がんの検診方法

  • 注意したいのが最近増えてきた「すい臓がん」です

  • がんによる死亡者数は「男性4位」「女性3位」

  • 自覚症状が現れにくく進行が早いため、発見された時には進行している事が多いです

  • 糖尿病・肥満・タバコを吸う人は、すい臓がんになりやすいといわれています

  • 腹部超音波検査
    検診の方法は腹部の超音波検査。すい臓の他に腎臓・肝臓・胆のうなども確認するので、腎結石や脂肪肝なども見つけられるそうです 

     

【出典】

 

 

まとめ

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございます

 日本人の2人に1人かかると言われる「がん」 、なのに、検診の受診率は50%以下。 でもかかってしまうと、とってもつらい病気なのはあなたも知っているはずですよね。

 私は毎年一回健康診断して、胃カメラ、レントゲン、大腸便潜血検査などをやっています。 あなたも、、今年からやりましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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