【 薬輸入代行 】医薬品の個人輸入の注意点
薬の並行輸入・輸入代行などの業者が多くありますが、それらを使って個人で輸入する注意点を、厚生労働省などの信頼出来る情報から、まとめてみました。
個人で輸入する時の5つのガイドライン
- かかりつけの医者に処方された薬の同等品を購入する
- 個人輸入代行サイトは8年以上の実績のあるサイトを選ぶ
- 美容品・サプリなどの医薬部外品は、信頼出来る人・実績のある情報を確認
- 使って異常があればすぐ服用をやめる
- 個人輸入可能な医薬品等の数量は規制があります (例:外用剤24個以内、処方箋薬 1~2ヶ月分以内)
【出典】
- 厚生労働省 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html - 厚生労働省 医薬品等の個人輸入に関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/faq.html - 政府広報オンライン 2017.10.27「健康被害などリスクにご注意! 海外からの医薬品の個人輸入」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201403/2.html - 一般社団法人大阪府病院薬剤師会 医薬品を個人輸入することは可能ですか?
https://ohp.or.jp/qa/2012/07/post-19.html
医薬品を個人輸入するときのリスク
出典のサイトで調査した、医薬品個人輸入のリスクです。
商品が届かない
輸入代行業者が返金に応じない
個人輸入した医薬品の利用による健康被害のリスク
- 個人輸入によって海外から取り寄せた医薬品などは、日本で品質などが確認されていないものも含まれています
- 製造された国によっては、品質などが全く確認されずに販売されているケースもあります
- 海外の店舗やサイトでは虚偽や誇大な効能・効果などを標ぼうして、販売されている可能性も否定できません
- どのような衛生管理下で製造から保管・流通までの工程がなされているか不明であり、医薬品などに有害な不純物が含まれているおそれもあります
- インターネット上で入手されたED(勃起不全)治療薬の多くがニセモノであったという調査結果もあるなど、偽造品は海外において比較的多く流通しています
- 中には正規品に極めて類似した色・形をした偽造品もあり、これら真偽の見分けは相当困難です
- こうした偽造薬は「関税法」の「知的財産侵害物品」にあたるため、国内への持ち込みは禁止されています
一般社団法人 偽造医薬品等情報センター「あやしいヤクブツ連絡ネット」
- 海外で健康被害が報告されている海外医薬品や偽造医薬品など、個人輸入を行う際に注意すべき医薬品についての情報が提供されています
- 海外の健康食品(サプリメントを含む)には、医薬品成分が含まれているものや、医薬品的な効き目をうたっているものもあります
- これらは日本国内では医薬品に該当し、健康被害を引き起こす恐れもありますので注意ください
実際起こった健康被害例
出典サイトで紹介されている健康被害などの事例です
- 「ホスピタルダイエット」などと称する錠剤、カプセル剤を使って、動悸、めまい、さらには死亡に至ったケースも
- ダイエット用または強壮用食品(例:男根増長など)を使って、肝機能障害、頭痛、めまい、低血糖などに至った
- 「RU486(内服妊娠中絶薬)日本では医師の診察・処方が必要」により、膣から大量出血など
- 偽造品: 経口コレラワクチン「Dukoral」がバングラデシュ国内で確認された。
抗真菌薬「ゼフナート外用液2%」が中国国内で確認された
実際に通販で、よく売れている薬って?
輸入代行サイトで、2020年末までに売れた薬のカテゴリーは、以下の順番でした。
- ピル
- 精力増強・ED
- シミ取り・お肌
- 抗うつ・酔い止め
- 育毛
- 禁煙補助
- 女性ホルモン
しかしながら、法改正に伴い、これらの商品は取り扱いできなくなりました 2021.04
参考:薬品を個人で輸入するメリットと注意点
普通の病気やケガで、病院に行きたいけれど、新型コロナ感染が心配で病院に行きたくないですよね、、、そんな時便利なのが、薬の通販です。
そのメリットと注意点のブログを、まとめます。
メリット: 安価・便利・選べる
- 交通費・診察料・処方箋料などが不要
- 医療機関への往復・診察・処方箋で薬の購入、と言った過程を「なし」にすることで時間が節約できます
注意点
- 入金確認から3営業日~1週間ほどの時間が必要で、すぐ手に入らない
- 医薬品の知識が必要で、薬の飲み方などは自己責任
- 送料がかかる 通販サイトによって異なり、条件付きで無料の場合もあります
- 薬事法や、各国の通関の関係で、大量に注文すると、税関で引っかかって送り主に返送ということがあります
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
薬輸入代行サイトで薬を個人輸入されることは、2021年から法改正により、販売できなくなっていますので、「安い」「便利」「選べる」というメリットがありましたが、今後はご注意ください。