【汗の悩み】5つの対策お届けします
よくある汗の悩み
今年は梅雨も早く、夏が暑く、長~いという、やなウワサがあります。 汗をちゃんとかかないと、体温が上がりやすくなり、熱中症になる恐れもあります。
こんな汗の悩みお持ちではありませんか?
- 汗がクサいのが気になる
- ツンとした刺激臭の対策は?
- なぜ、汗をよくかく人とかかない人がいるの?
- 緊張して手汗が出てしまう? いい方法ないの?
- あせもや、汗による肌荒れで困ってる
- サウナでデトックスは本当に効果ある?
【出典】
- 健康カプセルゲンキの時間 2021.05.30 知っておきたい汗の健康常識
日本福祉大学大学院 スポーツ科学研究科 准教授 医学博士 西村直記 先生
https://hicbc.com/tv/genki/archive/210530/
汗がクサいのが気になる。 いい対策法はない?
汗は99%は水で、他には少量の塩分などで、本来無臭だそうです。
汗のにおいの原因
- 皮膚の表面には常在菌がいて、汗が出た後に放置していると皮脂などと混ざり合い、細菌がそれを分解する事でニオイが発生するそうです。 なので、汗がクサくても健康的に大きな問題はないそうです
- ツンとしたアンモニア臭の場合は要注意。肝機能などに問題がある可能性があるそうです
ニオイが発生するのは、発汗してから1時間程度と考えられています。
ニオイを防ぐためにはその前に対処すると良いそうです
汗のニオイ対策
- 濡れたタオルやハンカチで皮膚の表面を拭く事
- 皮膚表面がうるおい、発汗とニオイの発生を抑える効果が期待できるそうです
- 汗は身体を冷やすために出ているので、乾いたタオルで拭くと表面の汗が失われて余計に汗が出てしまうそうです
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.05.30 知っておきたい汗の健康常識
日本福祉大学大学院 スポーツ科学研究科 准教授 医学博士 西村直記 先生
https://hicbc.com/tv/genki/archive/210530/
ツンとした刺激臭対策は?
ツンとした刺激臭の原因? *2
- 精神的なストレス、肉体的な疲労がたまるなどで、血液中のアンモニア濃度が上がる
- アンモニアが血管からガスとしてしみ出して、におってくることになる
- アンモニアは体にとって毒物なので分解され通常は尿として排出されます
- ストレスによって、アンモニアを分解する力が弱ったり、多くのアンモニアが作られたりするのが原因です
アンモニア臭はどのあたりからにおう? *2
- 血液からしみ出しますので、全身からにおうことになります
- やっかいなことに、皮膚表面でニオイ成分が作られているわけではありませんので、体を洗ってもニオイが消えるわけではないんです
アンモニア臭の原因 *3
- たんぱく質を分解する過程で、有害物質のアンモニアが生じます
- 肝臓にはオルニチン回路というものがありますが、アンモニアは肝臓中のオルニチンと反応し、無害な尿素に変換してくれます
- 肝機能が低下していると、オルニチン回路がうまく機能せず、アンモニアの分解能力は低下します
アンモニア刺激臭のニオイ対策
- 腸内環境を整えるために、「ビフィズス菌」の入ったヨーグルトがおすすめです
- 腸の中でビフィズス菌という「善玉菌」が増えると、腸の中でアンモニアを作る「悪玉菌」が減り、アンモニアの量を減らすことができるんです
- ビフィズス菌のエサになる「ラクチュロース」という、牛乳から作られるオリゴ糖があります。実験では、これを食べた人は疲労臭が見事に軽減できました *2
- オルニチンを多く含む食品は、シジミ、ヒラメ、キハダマグロ、エノキタケなどです。積極的に摂るとよいでしょう *3
その他のニオイ
- 加齢臭: お酒・肉食・運動不足・夜更かしなどの生活習慣のサイン *3
- 腐敗臭: 胃腸機能低下により消化吸収力が落ち、特に肉類が腸内で腐敗し硫黄のようなにおいが血液から腐敗臭の汗として出てきます *3
【出典】
- *2 NHK 2020.07.30 アンモニアの刺激臭が全身から漂う「疲労臭」https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/my-asa/JbSfAW2dC.html
- *3 サワイ健康推進課 2019 汗が臭くなる病気
https://kenko.sawai.co.jp/prevention/201707.html
なぜ、汗をよくかく人とかかない人がいるの?
汗をよくかく人とかかない人の差は、暑さに慣れているかだそうです。
気温32℃・湿度70%の部屋で実験
- 番組では、同年代の2人(58歳と59歳)の2人の女性で実験されてました
- 1人は3分後に発汗、もう一人は5分たっても汗が出ません
- 汗をかいた人の行動を聞くと、「日常セラピスや岩盤浴などで汗をかくようにしている」
- 汗をかかない人は、運動など汗をかくような活動はしていないとのことでした
暑さに慣れているか?
- 汗腺の機能は、季節によって変化します
- 冬場は、汗をかく機会が減り、汗腺の機能も低下
- 暑くなり再び発汗する機会が増えると、機能も元に戻るそうです
- 汗をかく事に慣れていないと、本格的な夏を迎えても発汗機能がうまく働かない汗が出にくい身体」になり、夏バテや熱中症にかかりやすくなってしまうそうです
避けるべき行動
- 運動不足
- 早い時期からエアコンをつける
夏までに汗をかきやすい身体にするコツ
-
ウォーキングを夕方に行う: 体温は朝が一番低く、夕方にかけて上がっていくので、朝のウォーキングも健康には良いですが、夕方に運動をする方が効果的に汗をかけるそうです
【出典】
- 健康カプセルゲンキの時間 2021.05.30 知っておきたい汗の健康常識
日本福祉大学大学院 スポーツ科学研究科 准教授 医学博士 西村直記 先生
https://hicbc.com/tv/genki/archive/210530/
緊張して手汗が出てしまう? いい方法ないの?
緊張などの精神的な影響でかく汗は、誰でもかくものだそうで、健康に大きな影響はないそうです。
緊張で手汗をかく人の実験
*1 の番組で、よく手汗をかく人に、発汗を調べるセンサーを付けて、「豆はこび」の実験をされていました。
- センサーを付けたとたんに、汗をかき始める
- 箸で豆の入った皿から、別のさらに一個づつ豆を運ぶと、汗が減ります
- 実験が終了すると、また汗が増える
手汗が気になる場合は、物事に集中する事で汗の量を減らす効果が期待できそうです。
日常生活に支障をきたすほど、手汗をかく場合は医師に相談を
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.05.30 知っておきたい汗の健康常識
日本福祉大学大学院 スポーツ科学研究科 准教授 医学博士 西村直記 先生
https://hicbc.com/tv/genki/archive/210530/
あせもや、汗による肌荒れで困って?
先生によるとあせもと汗荒れは別物で、あせもとは、。一方、汗荒れは
あせも とは?
- 肌の中の汗腺が詰まる症状
- 細かなブツブツが現れますが、かゆみはあまり生じないといいます
あせも 対策
- 一度に大量の発汗をしない事が大切です
- 通気性の良い綿など、吸湿発散性の良い素材の服を着ると良いそうです
汗あれ とは?
- 皮膚表面に出た汗が刺激を与え、かゆみを生じる事が多い
汗あれ 対策
- 肌の表面が潤い、バリア機能が正常であれば汗をかいてもかゆくはならないそうです
- 汗あれを防ぐには、肌の健康を保つ事が大切ですが、肌のバリア機能を壊す大きな原因は「洗い過ぎ」によるもの
- 汗あれが気になる方は、石鹸やボディソープの使用を週2回程度にし、やわらかめのタオルでやさしく洗うと良いそうです
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.05.30 知っておきたい汗の健康常識
日本福祉大学大学院 スポーツ科学研究科 准教授 医学博士 西村直記 先生
https://hicbc.com/tv/genki/archive/210530/
サウナでデトックスは本当に効果ある?
汗から毒素が出るというのは医学的には考えにくいとの事。また、お酒を飲んだ後に「サウナでアルコールを出す」というのも、間違いだそうです。
汗をかいて毒素を出す?
- 汗の99%以上は水。若干塩分やアンモニアが混じっている
- 体内で失われる水分は、汗が出なければ尿が増え、汗が出れば尿が減るというように体内でコントールされている
- たくさん汗をかいたからといって、汗以外の成分が余分に出るわけではないそうです
お酒を飲んで、サウナでアルコールを出すのは間違い?
- アルコールは肝臓で分解されるため、汗腺から出る事はないそうです
- 汗をかきすぎると脱水症状になる恐れがあるので、サウナなどの際にはこまめな水分補給を忘れずに行いましょう
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.05.30 知っておきたい汗の健康常識
日本福祉大学大学院 スポーツ科学研究科 准教授 医学博士 西村直記 先生
https://hicbc.com/tv/genki/archive/210530/
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
これからの季節は、汗をかかないと体温が上がりやすくなり、熱中症にかかってしまう恐れがあります。 汗にまつわる疑問・お悩みの対策、ご参考にしてください。
汗にまつわる悩み
- 汗がクサいのが気になる
- ツンとした刺激臭の対策は?
- なぜ、汗をよくかく人とかかない人がいるの?
- 緊張して手汗が出てしまう? いい方法ないの?
- あせもや、汗による肌荒れで困ってる
- サウナでデトックスは本当に効果ある?
汗にまつわる悩みの対策
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汗のニオイ対策: 濡れたタオルやハンカチで皮膚の表面を拭く事
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夏までに汗をかきやすい身体にするコツ: ウォーキングを夕方に行う・たんぱく質を摂る
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緊張などの精神的な影響でかく汗: 健康に大きな影響はないが、手汗が気になる場合は、物事に集中する事で汗の量を減らす効果が期待できそうです
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あせも対策:通気性の良い綿など、吸湿発散性の良い素材の服を着ると良いそうです
-
汗あれ対策: 石鹸やボディソープの使用を週2回程度にし、やわらかめのタオルでやさしく洗うと良いそうです
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汗から毒素が出るというのは医学的には考えにくい、また、お酒を飲んだ後に「サウナでアルコールを出す」というのも、間違いだそうです