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【 フェムテック 】女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する

 

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フェムテックとは、女性を表すfemale(フィーメイル)と、technology(テクノロジー)を合わせた造語です

 

こんなことでお困りでは?

 女性支援 妊娠などの悩み x IT、オンライン診療、うつ病防ぐスマホアプリ下のような女性特有のお困りごとを、スマホや、センサーなどテクノロジーを使って解決する「フェムテック」企業が増えてきています。

  

世界中の女性の3人に一人が膣トラブルを抱えている 

  • 症状: 尿失禁や性交痛
  • 理由: 出産や閉経に伴う骨盤底筋の筋力低下によるもの
  • いままで、膣トラブルに画期的かつ簡便なソリューションはこれまでほとんどなかった

46%の女性が、自分の生殖能力に不安を持っている 

  • 25歳から33歳の女性 1,000人を対象に調査
  • 70%の女性が、ストレスが不妊の原因のひとつになりえると考えている

【出典】

女性の10人に一人が患っている子宮内膜症 

  • 痛みを伴う子宮の内膜の病気である子宮内膜症は、子宮の内側以外の場所で子宮内膜組織が異常増殖する病気です
  • 子宮内膜症の診断を受けるのは罹患してから10年以上経ってからのことが多く、何年も激しい痛みに悩まされてきた人もいる
  • 使用済みタンポンから絞り出した血液を使った診断の実現を目指しているからだ。同社は、生理の血、すなわち経血の中に子宮内膜症の早期診断マーカーを発見したいと考えられています

【出典】

Femtech Japan イベントご紹介

 昨年2020.08.31に日経新聞で「フェムテック」が紹介されました。 まだまだ一般的に語られることが少ないようです。 

 そんな中で、フェムテックジャパン2021が、10月7日に東京表参道で開かれますので、ご紹介します。

 

  • Femtech Japan 2021 Femcare Japan 2021
    https://femtechjapan2021.peatix.com/
  • 2021/8/21  表参道
  • “フェムケアジャパン2021”とのタイトルも掲げ、<女性特有の健康課題>解決へ
    向けた幅広いブランド様およびサービス提供企業団体様にご出展いただき、
    幅広い知識を習得いただけるイベントです。

4つのフェムテック事例 ご紹介

 新興のベンチャー企業が、妊娠などの悩み、オンライン診療、うつ病防ぐスマホアプリなどで女性支援のアプリが盛んになってきています。 

うつ防ぐスマホアプリ 「UMENOKI ウメノキ」 

  • 日本の妊産婦の死亡原因で最も多いのが自殺
  • 妊娠中は身体と精神の両面で負担が大きいため、パートナーに理解を促し、異変に気が付くようにする
  • 心拍数や睡眠時間、歩数などから妊婦の健康状態やストレスレベルを測定・分析し、解決策を提示する
  • パートナーにも妊婦の状態をスマホのプッシュ通じで知らせる
  • 「コンビニでヨーグルト買って行ってあげましょう」と言った助言をしてくれる
  • うつ予防のアプリはあったが、パートナーに支援を求める機能はめずらしい
  • ウメノキは、京都大学の留学生らが2019年に立ち上げた。
  • 京大病院の医師らの協力を得て試験版を開発、
  • 提携病院の患者に使ってもらい、12月に一般公開する

個人向け妊活診断 「婦人科ラボ ステルラ」

  • 妊活や不妊治療のために、転職や離職を強いられる20~30代の女性は少なくない
  • 妊活支援の企業向け福利厚生サービス「婦人科ラボ」を始めた
  • 利用者は、卵子凍結や不妊治療を専門とするクリニックの診察を割引価格で受けられ、企業も人材の離職を防ぐことができる
  • 現在はスカイマークが試験的に導入している

オンライン診察スマルナ「ネクスイノベーション

  • 婦人科系オンライン診察アプリ「スマルナ」を提供し、
  • オンライン診察後、必要に応じて低用量ピルなどを自宅に配送してくれる
  • 仕事で通院する時間が取れない人や、婦人科に通うのを恥ずかしいと感じる人の利用がある
  • コロナ禍で、通院による感染リスクを避けたい需要にもこたえられ、2020年7月の1日あたりの平均相談件数は約600件と、2月から倍増している

生理用下着輸入販売 「フェルマータ

  • 生理パンツ・月経カップ・耐水性ポーチなどを販売している会社ですが、
  • 「女性の体にまつわる悩みや課題を共有しあえる場を創出し、女性が無条件に受け入れてきた体の悩みや不安、不便を見つめ、知恵を出し合い、女性だけでなく、皆が生きやすい世界を目指します」というビジョンをもっています
  • 悩みの解決に繋がる”Femtech”を国内外からキュレーションし、アジア・日本へ提供することを目指されています
  • 潜在的課題を見つけ出し、新たな”Femtech”を生むことで市場の成長に貢献

【出典】

 

フェムテックサービスの種類とは?

女性+IT テクノロジーで解決するサービス

  • 不妊対策、生理周期&排卵日測定アプリ、家庭用排卵日検査器、
  • 妊産婦のサポートケア:妊娠合併症の危険度などの診断サービスや先端技術を利用した搾乳機など
  • 骨盤ヘルスケア、総合的な女性の臨床ヘルスケア:オンデマンドの遠隔治療サービスなど

サービスの対象

  • 「妊娠/不妊
  • 「月経」
  • 「更年期」
  • 「産後ケア」
  • 「婦人科系疾患」
  • 「セクシャルウェルネス

フェムテックが必要とされる背景

 女性活躍社会と言われて何年もたちますが、女性特有の生理・妊娠・子育てなどの負担は、日本人女性にとってはすこしも軽減されていないことが、大きな背景です。

 

女性の管理職は海外に比べ、まだまだ少ない

  • 欧米では女性管理職の割合は、平均30〜40%と言われている
  • 政府は2020年までに女性の管理職を3割に増やそうと目標を掲げていますが、現状は、1989年の女性課長比率 2.0%で、2018年の統計(帝国データバンク) 7.3%
  • 増加傾向ではありますが、100人課長がいても女性は7人程度しかいない計算になります

【出典】

 

女性特有の問題はタブー視されてきた

  • いままで人前で語るべきではないとタブー視されてきた女性特有の問題をテクノロジーとビジネスで解決しようと起業する女性、あるいは男性も増え、それを応援するVC(ベンチャーキャピタル)などの投資家も増えてきたことがフェムテックが活発化してきたひとつの理由

フェムテック生みの親

  • スウェーデン人女性によってベルリンで誕生した「フェムテック」
  • ドイツ・ベルリンで誕生したスタートアップClueは、女性の生理をデータに基づきトラッキングしてくれるサービスだ。次にくる生理日や妊娠しやすい日、PMS月経前症候群)をデータに基づき予測してくれる
  • CEOでスウェーデン人のアイダ・ティン(Ida Tin)は、フェムテックという言葉の生みの親でもある

 

まとめ

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

 女性が、死ぬまでに450回と言われる生理の不快や痛みに耐えていることや、妊娠出産・育児を経験しています。 テクノロジーの力で少しでもこれらの負担を軽くし、女性の社会進出を進めていきたいと、多くの若い女性は思っているのではないでしょうか。

フェムテック

  • フェムテックとは、女性を表すfemale(フィーメイル)と、technology(テクノロジー)を合わせた造語です
  • 女性特有のお困りごと、ITテクノロジーを使い、さまざまな解決策を考える企業が増えてきています

こんなことでお困りのとき、スマホなどで解決されることが広がることに期待しましょう