【脳トレ】空間認知力・注意力・聴覚注意力・想起力を向上する方法 ★
4つの脳トレとは?
リモートワークが増えて、人との距離が遠くなっていませんか? 会話が減ってしまうと脳の機能が衰えると言われています。 そんなあなたが楽しくできる脳トレを選んで、やってみてください。
(1) 空間認知力を高める脳トレーニング
- 空間認知力とは? : 物の位置関係や形、大きさなどを把握するための能力
- 衰えると? : 「通った事がある道なのに迷ってしまう」「階段や段差などの高さが分からずつまずいてしまう」「駐車が上手くできなくなる」など、生活にさまざまな支障が出ることです
- 空間認知力のテストは?: ある写真を見て、その後ろ側から見た風景・写真を想像できるかでわかる
- 空間認知力トレーニング: 目をつぶってモノがつまめる など
(2) 注意力を高める脳トレーニング
- 注意力とは? : 物事に集中したり、複数のものに注意を向けたりする能力
- 注意力が低下すると? : アクセルとブレーキを踏み間違えるなど、大変な事態につながる場合もあります
- 注意力テスト: 複数の3ケタの数字が一枚の紙にランダムに書かれている中で、同じ数字があるか? どれか?を短時間に見つける
- 注意力を高めるトレーニング: 呼吸に意識を集中する、など 出典*2
(3) 聴覚注意力 脳トレ
- 聴覚注意力とは: 「会話中に何度も聞き返してしまう」「話をしていて車が近づいてきてもエンジン音に気付きにくくなる」など
- 聴覚注意力のトレーニング: だれかに文章を読んでもらい、「あ」の所で手をたたく。 できるようになったら、「あいうえお」が出たところで手をたたく。 ニュースを聞きながら、内容を理解しながら、特定の文字のところで手をたたける
(4) 想起力 脳トレ
- 想起力とは: 見聞きしたことを脳に「蓄え」+「引き出す」こと
- 想起力がなくなると: 「あれ」「あの人」「あの本」などと名刺が「あれ」に変わる。 ものを取りに行って、何を取りに来たか忘れる など
- テスト: 数分前に見た写真で、「ゴリラの肩に持っていたものは?」などに答えられる
- 想起力のトレーニング: YMCAゲーム *1
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.10.17 脳トレ
東京慈恵医科大学附属第三病院 リハビリテーション科 医学博士 渡邉修 教授
https://hicbc.com/tv/genki/archive/211017/ - *2 「マインドフルネス」を利用して、脳の注意力を上げる
https://diamond.jp/articles/-/155678
(1) 空間認知力
空間認知力とは?
- 空間認知力とは、物の位置関係や形、大きさなどを把握するための能力です
- この能力が衰えると「通った事がある道なのに迷ってしまう」「階段や段差などの高さが分からずつまずいてしまう」「駐車が上手くできなくなる」など、生活にさまざまな支障が出るそうです
- 空間認知力を調べるのは、例えばゴリラがラジカセを右肩にかついでいる写真を見て、反対から見た写真候補4つからただいいものが選べるなど
空間認知力を鍛える脳トレ1
- 両手の人差し指を伸ばして肩幅ほどに開く
- 目をつぶり両手を近づけ指先を合わせる
- 両手の人差し指をくっつける事はできましたか?先生によると、指同士が離れているほど、空間認知力が低下している
- 繰り返し行う事で、空間認知力が鍛えられ近づけていく事ができるそうです
- 簡単にできた方は、指の本数を増やしてみましょう。難易度がアップしより効果的なトレーニングになるそうです
空間認知力を鍛える脳トレ2
- 誰かにペットボトルのキャップを机の上に置いてもらう
- 位置を確認した後 目をつぶり指2~3本でつまみ上げる
- キャップをつまみ上げる事はできましたか?上手くなるためのポイントは、じっと見て頭の中に空間のイメージを作ってから目をつぶる事。繰り返し頭の中でイメージする事で、空間認知力が高められるそうです。
- 簡単にできるようになったら、机の上に置く物を2つに増やし両手で1つずつ取るようにすると難易度を上げられるそうです
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.10.17 脳トレ
東京慈恵医科大学附属第三病院 リハビリテーション科 医学博士 渡邉修 教授
https://hicbc.com/tv/genki/archive/211017/
(2) 注意力
注意力とは?
- 物事に集中したり、複数のものに注意を向けたりする能力
注意力が低下すると?
- 「文字の打ち間違いに気付かないままメールを送る」
- 「運転中に標識や人の姿に気付きにくくなる」
- 「アクセルとブレーキを踏み間違える」など、大変な事態につながる場合もあります
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.10.17 脳トレ
東京慈恵医科大学附属第三病院 リハビリテーション科 医学博士 渡邉修 教授
https://hicbc.com/tv/genki/archive/211017/
(3) 聴覚注意力
聴覚注意力が弱くなると?
- 「会話中に何度も聞き返してしまう」
- 「話をしていて車が近づいてきてもエンジン音に気付きにくくなる」
聴覚注意力を鍛える脳トレーニング
- ニュースを聞き内容を理解しながら「あ」という音が聞こえたら手を叩きましょう
- 慣れてきたら、「あいうえお」の音が聞こえたら手を叩くようにすると難易度を上げられます
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.10.17 脳トレ
東京慈恵医科大学附属第三病院 リハビリテーション科 医学博士 渡邉修 教授
https://hicbc.com/tv/genki/archive/211017/
(4) 想起力
記憶力とは?
- 記憶力とは「覚える」という事です
- 例えば本のタイトルを記憶する場合、本のタイトルを脳に「入れる」、そのタイトルを脳に「蓄える」、そしてタイトルを脳から「出す」という3つの働きで成り立っています
想起力とは?
- 記憶力のなかでも、年齢とともに衰えやすいのが、蓄えた記憶を出す「想起力」
- 本のタイトルや著者が思い出せず「あれ」ばかりになってしまった
- 物を取りに部屋に行っても何かを取りに来たのか忘れてしまった など
- 年齢を重ねるごとにこのような事が増えている人は想起力が低下している可能性があるそうです
想起力を鍛える脳トレ「YMCAゲーム」
- 家族でできる脳トレゲームです
- まずは、歌でも有名な「YMCA」のポーズを覚えましょう
- 1人目はYMCAの内 好きなポーズを1つとる
- 2人目以降は前の人のポーズを全部とってからYMCAの内 好きなポーズを1つとる
- これを、順番にやると、だんだんYMCAの文字が増えて覚えていく訓練になります
- このゲームでは、記憶を司る海馬と、記憶を引き出す前頭葉の連携を高める効果が期待できるそうです
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.10.17 脳トレ
東京慈恵医科大学附属第三病院 リハビリテーション科 医学博士 渡邉修 教授
https://hicbc.com/tv/genki/archive/211017/
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます
リモートワークやお家時間の増加が、脳機能の低下に影響を及ぼしている人に、自宅でできる「脳トレ」をご紹介しました。
脳を使う事で脳の神経を回復させる効果が期待でき、認知症予防につながるそうです。
ご紹介した脳トレは、どれも上手にできなくて大丈夫だそうです。 上手くできる事よりも、楽しみながら続ける事が脳の活性化につながりますので、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
お好きな脳トレを選んで、面白いと思ったものをやってみてください
- 目をつぶって、ものをつまみ上げる → 空間認知力
- 目をつぶって、両手の人差し指同志をくっつける → 空間認知力
- ニュースを聞きながら、同時に「あ」という文字が出てきたら手をたたく など2つのことを同時にする → 注意力
- YMCAゲーム → 想起力