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【腸内細菌】便から生み出す健康社会

 

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㈱メタジェン 糞便の顕微鏡画像を解析し、腸内細菌状態を推定する手法を開発 「iScience」 2021.11.22

腸内細菌の潜在価値

  新聞記事(*1)で、すっごく夢を抱きました。

 4~5年後(2025~2026年)には、あなたの腸内環境を調べて、適したものを食べることが、当たりまえにできる、といったこと目指しているベンチャー企業、㈱ メタジェンの情報です。

病気ゼロを目指す背景

  • 人の腸内には、1000種類以上存在する腸内細菌は、病気の発症リスクや薬の効き目などに関わるとされる
  • 腸内細菌叢 (ちょうないさいきんそう 腸内フローラ)
  • 腸内環境の乱れが、様々な病気につながる
  • 個人に合った食品や、薬を選ぶことが健康維持や治療に重要

現状の課題

  • 個人ごとの腸内環境の違いは、不明な点が多く「体質」という言葉で片付けられています
  • どんな腸内環境を持つ人がどれくらいいるか? 不明
  • 環境に適する食品が何か? 不明

 

【出典】

 


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便から健康を生み出すって?

   ㈱メタジェンのホームページ(*2)から、引用させていただきました。

便の価値:普段、何気なく捨ててしまっている便

  • 腸内細菌叢 (腸内フローラ 腸内のお花畑)*3
  • 代謝物質
  • 免疫機能
  • などの情報が詰まっています

㈱メタジェンの企業理念

  • まだ明らかになっていない病気の発症や予防に関連する因子の分子メカニズムを最先端科学を用いて解明していくことで、人類の健康維持に貢献します
  • 世界中の人々がその研究成果を正しく利用できる様に、得られた研究成果を社会実装し「病気ゼロ」を実現することを本気で目指しています

便から生み出す健康社会とは?

  • 私たちは、腸内細菌叢(そう)が含まれる「便」から得られるデータをメタボロミクスとメタゲノミクスを統合した研究アプローチ「メタボロゲノミクス®」によって評価し、腸内細菌叢の機能理解を目的とした研究開発に取り組んでいます

  • 日々生み出される「便」からは、疾患予防や健康維持に寄与する価値あるデータを得ることができます

  • これらのデータを正しく理解し、応用することで、疾患予防や治療、そして日々の健康維持に役立てたいと考えています

 

 

【参考】腸内細菌叢とは?

    

腸内には細菌が棲んでいる

  • 小腸は、食べたものを消化吸収する臓器で、大腸は、栄養を吸収した後の残りカスから大便を形成する臓器です
  • 私たち人間の腸内には、体内に棲む最近のうち約9割が住み着いています
  • その数はおよそ、100兆から1000兆個で、種類は約1,000種類
  • 重さは、約1kg~2kgとされています
  • 大腸に棲む細菌を「腸内細菌」と呼びます
  • 通常ウイルスなどの遺物は免疫システムにより体内から排除されるのですが、免疫寛容というしくみによって、排除されない(共存を許された)細菌の一つが腸内細菌です

腸内フローラとは

  • 腸内細菌は、腸の壁に隙間なくびっしりと張り付いています
  • この状態が、品種ごとに並んで咲くお花畑(Flora)に見えることから「腸内フローラ」と呼ばれるようになりました
  • 正式な名称は、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)です

 

【ご参考】  わたしのブログでも「美容」に関係する腸内フローラをご紹介しています。

sakihana.hatenablog.com

 

【出典】

 

まとめ

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

 私たちが、病気ゼロを目指す一つの方法として「便」から情報を得て、健康維持や疾病予防に役立つことを目指している企業(メタジェン)を応援したくなりました。

腸内細菌の持つ潜在能力

  • 人の腸内には、1000種類以上存在する腸内細菌は、病気の発症リスクや薬の効き目などに関わるとされる
  • 腸内細菌叢 (ちょうないさいきんそう 腸内フローラ)
  • 腸内環境の乱れが、様々な病気につながる
  • 個人に合った食品や、薬を選ぶことが健康維持や治療に重要

病気ゼロの挑戦とは?

  • 未知の、どんな腸内環境を持つ人がどれくらいいるか?、それぞれの腸内環境に適する食品が何か? を探り
  • 「ヒトが口にしたものがどのように腸まで届いて腸内環境に影響を与えるのか」までを考慮した食品開発、創薬、農作物育種などの、新しいヘルスケアを創出する
  • 異なる腸内環境に合わせて食品やサプリメント、医薬品などを選択する「腸内デザイン」が必要である