【コロナと認知症】矛盾がいっぱいで悩んでいます
コロナと認知症の関係?
私の祖母はもうすぐ90歳ですが、元気に一人で生活していました。
新型コロナのために、悪魔のサイクルに入ってしまい、認知症を発症、あっという間に進行し、大変な事態になってしまいました。
問題1 新型コロナ感染防止のため、外出や活動がへる
- 寝たきり防止のため、体操教室に楽しく通っていたが中止
- 人との交流や歌うことが好きで、コーラスを楽しみにしていたが中止
- 近所の人を集めて手芸を教えていたのに中止
問題2 足腰が弱り転倒
- 昨年ベッドから滑り落ちて、おばあちゃんからSOS電話があり、両親とすぐに駆け付け、病院に連れて行きました
- レントゲン・MRI検査の結果は幸い無事でした
- そんなころ、おばあちゃんが「同じことを何度も聞く」など、少しずつ「あれっ?」と思うようなことがおこり始めました
問題3 高齢者施設に入ったがコロナで面会禁止
- おばあちゃんは、一人住まいを続けたいようでした
- でも一人住まいはもう無理、と私の両親が判断して、急遽施設を探し、幸い、いいところに入居できました
- 高齢者施設には、最初は不安そうでしたが、食事はちゃんととっていたそうです
- しかし、コロナ感染対策で両親も私も面会にいけず、顔を見て話すことができなくなりました
問題4 高齢者施設で転倒
- おばあちゃんはつえが嫌いで、一人で歩けると、いつも自立を大切にしてました
- でも、コロナのために施設に入ることになり、さらに運動量が減り、家族と面会もできなくなって、認知症がすっかり進行してきたようです
- 入居してから2ヶ月経ったころ転倒し、施設の人が発見した時には、血を流して倒れ、すぐ救急車を呼んでいただきました
- すぐ、母と病院にかけつけました
問題5 入院中は、起き上がりセンサーで監視
- 病院の検査では外傷は軽かったものの、CTでは脳内出血が見られ入院となりました
- 身体は大丈夫でしたが、トイレが近いこともあり、自分で立って行こうとするので、危険なため「起き上がり」センサーをつけてもらいました
- 「寝たきり」時間が多くなってしまいました
- 病院での転倒はなかったものの、認知症の進行は早く、おばあちゃんは「こけたこと、救急車に乗って病院に行ったことを覚えていない」と聞いてショックをうけました
問題6 退院後、また転倒のリスク?
- 幸い1週間で退院できましたが、認知症の進行は早く「トイレに立つときは人を呼んでね」と言っても理解してもらえず、すぐ自分で立って行こうとします
- そうすると、再転倒→救急車→脳内出血→命の危険、、、と悪魔のサイクルがとまりません
- でも、再転倒が怖いからって、ベッドに縛り付けるわけにもいきません
どうしたらいいの?
両親は働いています。 私も、、、
コロナの中で、介護のプロでもない私たちが24時間おばあちゃんを見守ることも現実的でないし、施設の方と転倒防止し、かつ認知症進行を押さる方法を悩んでいます。
問題7 面会禁止がさらに続いて、、、
- 施設はしっかり見守っていただいています
- つらいのは、第3波・第4波のコロナ対策・緊急事態宣言で、面会ができないことです
- そして、確実に認知症が進行していきます
問題8 どうしたらいいの?
- おばあちゃんには、足腰を弱らせず、元気で認知症の進行を押さえたい
- お昼にできるだけ起きて、活動してもらうようにし、夜はぐっすり寝させてあげたいが、どうしてもトイレなど自分で歩こうとして、転倒のリスクがある
- 施設では、24時間、特に夜間見守ることはお願いできない
- 睡眠導入剤などに頼ると、寝ている時間が増え、足腰や認知症が進行するリスクが増える
あい青子さん、ありがとうございます!
【参考】hatenablog あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」https://www.aiaoko.com/
- このブログを読んで、ご自身もご両親の介護をされておられるプロ、ご親切にも『遠隔円満♡介護』 一人娘 働きながらの遠距離介護日記 をご紹介いただきました。
- あい青子さんから、面会禁止対策として「テレビ電話」もご紹介いただきました。 「はい! 施設の方がipadを祖母の部屋に持ち込んでいただき、Zoomを使ってTV電話は可能です。2回ほど使ってみました。ただ、転倒で入院する前です」
- 施設内のリハビリは、やはりコロナのため体操などずいぶん機会が減っています
- いろいろと助言ありがとうございます。両親にも伝えて参考にさせていただきます。 m(__)m
こんな情報もありがたいです
-
認知症とともに生きる方とそのご家族、そして医療・介護・福祉関係者の皆様へ
感染予防を踏まえた日々の生活について
https://www.ncgg.go.jp/topics/documents/20210215release.pdf - 地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター 認知症患者における新型コロナウイルス感染対策とケアマニュアル (P6~P7が参考になります)
https://www.tmghig.jp/hospital/info/cms_upload/030115.pdf
コロナ発生前のおばあちゃん
ほとんど毎日一人で外出
祖母は、「一人がいちばんいい」って言って、昨年秋ごろまで、ほとんど毎日出かけていました。 私にとってはとっても元気で、かわいいおばあちゃんです。
- 体操教室
- コーラス (毎年春秋に、発表会)
- 手芸を教える (毎年作品展)
- 美術館・デパート・お医者さんめぐり
毎年夏休みに一緒に旅行
毎年、夏休みにはおばあちゃんを誘って、私の弟夫妻+子供たちと、4世代で温泉旅行に行ったり、観光したり。 それがとっても楽しみでした。
どこに行っても「元気ですね!」と言われて、おばあちゃんもうれしそうでした。
記憶力バツグン
近所の人たちに手芸を教えているので、手先も器用で、認知症とは程遠い、元気なおばあちゃんでした。
さすがに、スマホは使っていませんが、携帯メールはお手のもので、孫・ひ孫たちの誕生日には、欠かさず携帯メールで「おめでとう」を一番に送っていました。
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
わたしの大好きなおばあちゃん、元気だったのに、新型コロナのせいで、ホントにかわいそうなことになってしまいました。
いい方法があったら、教えてくださいね。
問題 コロナ収束まで待てない!
- 確実に認知症が進行しているのに、コロナ対策・緊急事態宣言で、面会ができない
- お昼にできるだけ起きて、活動してもらうようにし、夜はぐっすり寝させてあげたいが、どうしてもトイレなど自分で歩こうとして、転倒のリスクがある
- 施設では、24時間、特に夜間見守ることはお願いできない
- 睡眠導入剤などに頼ると、寝ている時間が増え、足腰や認知症が進行するリスクが増える