【冷え性】外来お医者さんの「ひとひねり」ご紹介★
よくある冷え性対策だけでは不十分?
下記出典*1の番組で紹介された、冷え性対策に、プラスアルファの注意をいただきました。 私も、手足の先が冷えるので、早速やってみたいと思います。
暖かいものを飲む
- 温かいものを飲むときのポイントは「温度」
- 冷え症対策には、少しぬるめの50℃くらいの飲み物がオススメ
- その理由は、自律神経。血管の収縮や拡張には、自律神経が関係しています
- 70℃くらいの熱いお湯を飲むと、交感神経を刺激して血管が収縮し血流が悪くなってしまうのに対し、50℃くらいのお湯を飲むと、副交感神経を刺激して血管が拡張。血流が良くなり体温を維持できる効果が期待できるそうです
入浴
- 38℃〜40℃のお湯に30分ほど首までゆっくり浸かる事
- 入浴のポイントも「温度」で、温かい飲みものと同様、高温のお風呂は交感神経を刺激し血管が収縮してしまう可能性があるそうです
- 夏の時期もしっかり湯船につかると良いそうです
マッサージ (後ろに写真があります)
- 冷えている足先だけではなく、太い血管から血流を良くする事
- 方法は、まずひざから太ももにかけて優しくさすり上げ、次に足首からひざにかけて優しくさすり上げます
- こうする事で下半身に溜まりやすい血液を上半身に戻し、足先の血流を改善する効果が期待できるそうです
靴下をはいて眠る
- 冷えて眠れない場合は、積極的に靴下を履いて寝ると良いそうです
- ただし、足が蒸れて汗をかくとかえって冷えてしまう事があるので、靴下は通気性が良い素材で締め付けないものを選びましょう
- 汗をかいて冷えないように電気毛布を使う場合は一番低い温度設定にし、湯たんぽは事前に布団をあたため眠るときは外すのがオススメだそうです
【出典】
- *1 健康カプセルゲンキの時間 2021.12.05 冷え症外来医師に学ぶ!対策のポイント
横浜血管クリニック 院長 医学博士 林忍 先生
https://hicbc.com/tv/genki/archive/211205/
冷え性とは?
冷え症には血流が大きく関係しており、抹消血管の血流が悪いと冷えにつながるといわれています。
冷え症は病気ではないため、運動をしたり生活リズムを整えたりして、体質を変える事で十分改善が可能だそうです。
冷え性外来での、「冷え性」とは? *1
- おでこと手足の甲の温度差が3℃未満なら正常
- 3℃以上は「軽度の冷え症」
- 5℃以上は「中等度の冷え症」
- 10℃以上は「重度の冷え症」と診断しているそうです
冷え性対策 *1
- 少しぬるめの50℃の暖かいものを飲む
- 38℃〜40℃のお湯に30分ほど首までゆっくり浸かる
- 冷えている足先だけではなく、太い血管から血流を良くする事
- 積極的に靴下を履いて寝ると良い。 靴下は通気性が良い素材で締め付けないもの
- 電気毛布を使う場合は一番低い温度設定にし、湯たんぽは事前に布団をあたため眠るときは外す
- 冷え症の人は、代謝を上げるために運動もオススメです。ウォーキングよりも心拍数の上がるジョギングの方が、より効果が期待できるそうです
冷え性対策マッサージのやり方
その他の冷え性
足指は軽度や正常なのに、指が冷えてパソコンのタイプができない、足指がつる、などで困っている方(37歳男性 Aさんと、62歳女性 Kさん)の紹介がありました。
メンタル冷え性
- 仕事や人間関係などのストレスや不安で自律神経が乱れて、実際は冷えていないのに冷えを感じてしまう事があるそうです
- これを「メンタル冷え」といい、冷え症外来を受診する患者さんのうち約4割は、この症状に当てはまるそうです
- 簡単な見分け方としては、第三者に手足を触ってもらい冷たくなければメンタル冷えの可能性があるそうです
閉塞性動脈硬化症
- 片足の冷えやしびれを感じるなど、冷えの症状に左右差がある場合は「閉塞性動脈硬化症」の可能性があるそうです
- 動脈硬化とは、血管内部にコレステロールなどが蓄積し血管が詰まりやすい状態になる事
- これが足で起こるのが、「閉塞性動脈硬化症」です
- 悪化すると血管が塞がって足の血流が滞り、最悪の場合壊死を起こす場合もあるそうです
閉塞性動脈硬化症になるリスクの高い人
- 50歳以上の男性
- 閉経後の女性
- 高血圧
- 糖尿病
- 喫煙者など
片足が冷えたりしびれたりするなど症状に左右差がある場合や、歩行時に痛みが出て立ち止まって休まないと再び歩き出せない症状が出た場合は、血管外科を受診しましょう。
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。 ホットヨガに行くとか、冷え性のあなたなりの対策をされていますが、今日は、一ひねりした対策を知りましたので、ご紹介します。 ご参考まで
ひとひねり冷え性対策
- 少しぬるめの50℃の暖かいものを飲む
- 38℃〜40℃のお湯に30分ほど首までゆっくり浸かる
- 冷えている足先だけではなく、太い血管から血流を良くする事
- 積極的に靴下を履いて寝ると良い。 靴下は通気性が良い素材で締め付けないもの
- 電気毛布を使う場合は一番低い温度設定にし、湯たんぽは事前に布団をあたため眠るときは外す
- ウォーキングよりも心拍数の上がるジョギングなどの代謝を上げるために運動もオススメ