【歯周病が全身疾患に!】歯の健康の疑問をチェック!
要約
歯の本数が少ないと、他の病気にかかりやすい
国民皆歯科健診が3~5年に実現予定
- 2022/6/7 「国民が生涯を通じて歯科検診を受けられる」ようにする閣議決定
- Swedenは、1970年以降、生まれてから23歳までは歯の健康診断が義務化され、予防歯科が徹底し、80歳代で残っている歯が20本と多い (日本人は15本)
歯周病とは?
- 虫歯と異なり、歯周病は歯と歯茎の間にばい菌が入り、膿がたまると、歯を支える組織が炎症で壊れ、最悪抜ける
- 歯周病の原因は、ばい菌が歯のポケットに歯垢(プラーク)がたまり、周りのカルシウムを取り込み歯石に。 それが細菌のすみかとなり根ずく
- 歯周病になりやすい人は、「歯磨きが甘い」「歯並びが悪い」「歯ぎしりをしやすい」「口呼吸」
- 症状は、Silent Killerと言われ、気が付かない間に進行する
- 「3mm以上の歯周ポケット」があると危険
歯周病の予防方法
【出典】
- *1 中居正広のキャスターな会 2022.06.11 「国民皆歯科健診」検討…今こそ知りたい!歯の健康 【解説】日本大学歯学部教授・宮崎真至・ナビタスクリニック理事長・医師・久住英二 https://www.tv-asahi.co.jp/nakai_news/backnumber/#/?pageType=article&number=2
- *2 香川県歯科医師会がH26年 (2014)に行った調査
Swedenに学ぶ歯科医療
Swedenの優れている歯科医療
- 80台で残っている歯の本数が多く、入れ歯の人が少ない *1
- 子どもの虫歯が圧倒的に少ない *1
- 1970年から国家プロジェクトとして予防歯科を始めている *1
- 2019年時点 Sweden 約20本 *32019年時点
- 2019年時点 日本 約15本 *4
0歳~23歳まで歯科定期健診が義務
- 年に1~2回歯科医師で定期健診
- レントゲン・虫歯・歯ぐきのチェック
- 歯石取り
- フッ素塗り
- 子どもに食事指導「土曜日のみお菓子OK」
- My Number制度できっちり管理し、子供のころから歯科医に行くことに慣れている
24歳以降に虫歯になると、、、
- Swedenでは、1本の虫歯治療で15万円ぐらいかかる
- 日本では、30%保険適用で、2万円以下
- 自己負担になるので「しっかり歯磨きしよう」という意識が高い
【出典】
歯周病チェック方法
*1の番組で紹介された、10個の「歯周病セルフチェック表」
セルフチェック表で当てはまる数
- 1~3 : 歯周病の恐れあり
- 4以上 中等度以上に進行している恐れがある→ すぐ歯科医に健康診断必要
特に3:出血に注意
- 出血するのは、歯肉の炎症が疑われる
- 炎症になると、血管が膨らんで血管の壁が薄くなり、毛細血管なのでちょっと触っただけでも血が出る
- しっかりとみがくことで、血管が引き締まり出血は止まる
5:歯周ポケットに注意
- 歯周ポケット(歯と歯茎の間)が、炎症の最前線になっている
- 歯周ポケットの深さが一つの指標で、正常は、1~2mmくらい
- 3mmはあぶない
- 4mm以上を超えていくと、歯周病の初期段階になる
歯磨きは「みがき残し部分」をつくらない
電動歯ブラシでも、手動でも、大切なことは磨き残し箇所をつくらないこと。 そのためには、
みがく順番を決めて、毎日その順番でみがく
- 気分的に変えない
みがき方の例
- 右上の歯の奥の表面から始め、「当たっているな」と確認し
- 表面をずーーーっと磨き (一か所5~6回)
- 中央で持ち替えて左上に
- 今度は、左上の裏から始め、
- ずー---っと、中央で持ち替えて
- 左上の奥まで磨く、、、
手動 歯ブラシの持ち方
- 鉛筆を持つように
- 動かすのは手首
- 歯ぐきに当てて、マッサージするように、一か所5-6回みがいていく
電動歯ブラシは?
- 手動とは全く違う
- 腕・手首で動かさない
- その場でしばらく当てておく
歯ブラシの硬さは?
- 普通から、柔らかめを推奨
- 硬いと粘膜を傷つけ、磨けば磨くほど、汚れは取れるかもしれないが、歯茎に傷がつく
歯ブラシのタイミング・何回?
- 歯の表面についたプラークは少しずつ成長するので、基本は食べたら磨きましょう
- 磨けるタイミングで
- 朝・昼は食事の後がいい
夜は寝る前は必ず - 一日三回は目安で、もっと磨いてもいい
まとめ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
大切な歯が、死ぬまで元気であるのは、夢のようですが、特に歯周病にならないように、毎日3回みがきましょうね。
まとめ
- 歯の本数が少ないと、他の病気にかかりやすい
- 歯周病があると、動脈硬化・糖尿病・心臓病・脳梗塞にかかる可能性がある
- 歯周病は、虫歯と異なり、歯と歯茎の間にばい菌が入り、膿がたまると、歯を支える組織が炎症で壊れ、最悪抜ける
- 歯周病の原因は、ばい菌が歯のポケットに歯垢(プラーク)がたまり、周りのカルシウムを取り込み歯石に。 それが細菌のすみかとなり根ずく
- 歯周病になりやすい人は、「歯磨きが甘い」「歯並びが悪い」「歯ぎしりをしやすい」「口呼吸」
- 症状は、Silent Killerと言われ、気が付かない間に進行する
- 「3mm以上の歯周ポケット」があると危険
- 歯周病対策は、「歯磨き残しをつくらない」「鉛筆を持つように普通から柔らかめの歯ブラシで歯磨き」「歯間ブラシ・フロス」も忘れず、「3~6か月に1回は歯科医師健診」