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【コロナ後遺症】その症状例と発生率事例

 

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新型コロナ後遺症とは、どんな症状?

 治療が終わっても苦しみは終わらない。新型コロナに感染し、回復した後も後遺症に悩まされ、日常を取り戻すことが難しい元患者たちが数多くいることがわかってきました。

 この後遺症の問題は、差別などをおそれ患者が声を上げにくく顕在化もしにくいようです。

 *1 の番組内で、自治自治医科大学附属さいたま医療センター 讃井將満 副センター長の「新型コロナ治療後の悩み」として出典の番組でお話になった内容です 

後遺症の症状

  • 脳の機能低下 : 計算・記憶など : 主に重傷者
  • 聴覚異常
  • 臭覚・味覚障害
  • うつ 不安
  • 全身の筋力低下
  • 肺の障害
  • けん怠感
  • 脱毛
  • 微熱
  • せき
  • たん
  • 手足のしびれ

様々な治療後の症状の原因は?

予想される原因

  • 肺の障害 → 肺に炎症を起こすことが後遺症として残っている → 息苦しさせきたん

  • 強い炎症、慢性に続く炎症、血栓症、血の塊が血管につまり、血液が流れないため酸素が届かない → 手足のしびれ聴覚異常味覚・臭覚障害全身のけん怠感

  • ICUに長期滞在(2,3ヶ月)→ 筋力の低下、筋力を使わない → 脳の機能低下 → うつ不安

具体的な事例

SNS投稿より

  • 陰性が出てからも、頭痛、けん怠感、湿疹と言った症状がつづく : 20歳男性
  • 外出し始めてから、少し歩いただけで結構だるさを感じたり、熱が出たり:9月に感染が確認された30代男性 1ヶ月以上続く

あるクリニックの医師のお話

 ヒラハタクリニック 内科医の平畑光一医師は、コロナの後遺症に悩む患者を積極的に受け入れるクリニックのひとつです。 *1の番組で、平畑先生のご経験の事例です。

  • 患者の中には、寝たきりの状態や夜も眠れないなど、深刻なケースもある
  • 2020年春 感染40代男性 40度近くの熱とせきの症状で1か月余り入院、その後回復し陰性で職場復帰。その後、微熱や呼吸の苦しさが、半年以上続き、やむをえず休職し、一日のほとんどを寝て過ごす
  • 2020年10月、国内で後遺症に関する最新の調査結果が報告されました。退院した人の回答で最も多かったのは、
    • 息切れ 11%。
    • けん怠感と嗅覚の異常がある  10%
    • 一定の割合で後遺症が見られると明らかになりました
  • さらに、こうした症状が120日以上続くということも分かってきました

 

【出典】

 

海外の後遺症情報 論文より

 山中伸弥先生の、サイトからの引用で、イタリアからの報告です。

対象患者

  • ローマの大学病院が、新型コロナウイルス感染で入院し、回復後に退院した人の経過観察外来を開設
  • 退院はWHOの基準:解熱後3日経過、他の症状の軽減、24時間以上間隔を空けたPCRが連続で陰性
  • 4月21日から5月29日までに179名の対象者
  • 14名は研究への参加を承諾せず
  • 22名は外来でのPCRが陽性であった
  • 最終的には143名が研究対象
  • 年齢は19から84歳で平均は56.5歳
  • 37%が女性
  • 平均入院期間は13.5日であった
  • 入院中、72.7%に間質性肺炎が認められ、15%は酸素吸入、5%は人工呼吸器が装着された

後遺症が出たのは、なんと87%

経過観察は、初発症状の出現後、平均60.3日目に行われた。

  • 新型コロナウイルスに関係する症状が消失しているのは18名(12.6%)のみ
  • 32%は1つか2つの症状が続き
  • 55%では3つ以上の症状が続いていた
  • 44.1%の患者は、感染前に比べて、QOL(生活の質)が低下したと回答している

多い症状

  • 倦怠感(53.1%)
  • 息切れ(43.4%)
  • 関節痛(27.3%)
  • 胸部痛(21.7%)

【出典】

後遺症以外に困ること

生活不安の例

  • 経済的な負担 : 例:陽性確認前のICU費用 8万円、高額療養費制度を使ってもリハビリで27万円
  • 休職・廃業 : 上記のような後遺症で仕事ができないため

 

後遺症の特長

後遺症の期間・特長

  • *1 非常に長く続く : 今年から後遺症が始まっているので、2年以上経過を見ないと判断できないそうです 
  • *1 症状が悪化・軽快を繰り返す患者がいる
  • *2 20代、30代、40代の若い人に後遺症が多い、さらに女性が多い
  • *2 新型コロナ感染したが無症状であった人でも後遺症がでることがある

 

【出典】

 

まとめ

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございます 

 新型コロナウイルスのワクチンが承認された、という明るいニュースも出てきました。

 しかし、無症状の20,30,40代の、比較的若い世代の方でも、コロナ後遺症があるという、今朝の番組を見て、情報を集めてみました。

新型コロナウイルス治療後の後遺症の例

  • 脳の機能低下 : 計算・記憶など : 主に重傷者
  • 聴覚異常
  • 臭覚・味覚障害
  • うつ 不安
  • 全身の筋力低下
  • 肺の障害
  • けん怠感
  • 脱毛
  • 微熱
  • せき
  • たん
  • 手足のしびれ

一定の割合で後遺症が起こるようです

 2020年10月、国内で後遺症に関する最新の調査結果が報告されました。退院した人のうち最も多かったのは、

  • 「息切れ」%。
  • 「けん怠感と嗅覚の異常がある」と答えた人はおよそ10%
  • さらに、こうした症状が120日以上続くということも分かってきました

 後遺症による治療はいつまで続くのか? 職場復帰できるまでの暮らしはどうしたらいいのか? 金銭的な不安や健康面の心配など、元患者たちを支援していくには、今後どうすればいいかは、出典の番組でもこれからのようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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