【 新型コロナ 】ウイルス残存率、生き残りの期間
【改訂あり】この記事は、2020.07.07のこちらの改訂版ブログをご覧ください
新型コロナウイルスは、飛沫感染と、接触感染で人から人にうつります。では、スマホなど「もの」に付いたウイルスは、はどれくらい生きているのでしょう?
ものに付着した、コロナウイルスの生存期間?
感染接触は、電車のつり革や、ドアノブなど、私たちが外出したら、触れざるをえないところが一杯ありますよね。 この情報は、アメリカの研究機関 NEJMの実験の結果ですが、つるつるした堅い表面では生存期間が長い、とされています。
エアロゾル 3時間
- エアロゾルは、空気中に浮遊する、直径が0.001μmから100μmの粒子
銅の表面 : 約4時間で死滅
ダンボールの箱表面 最大24時間
ドアノブ ステンレス 48時間
ペットボトルなど プラスティック 72時間
【出典】
- アメリカの医学雑誌NEJMをもとに、2020.3.24の「あさチャン」番組より NEJM: The New England Journal of Medicine
- BBC News Japan 「新型コロナウイルス、表面でどれくらい生きられる?」
SARS MERS (他のコロナウイルス)は最長9日間生きられる
研究によると、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)といった他のコロナウイルスは、正しく消毒しないと、金属やガラス、プラスチックの上で最長9日間生きられる。一部のウイルスは、低温状態で最長28日間生きられるという。
接触感染とは?
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
出典: 厚生労働省の「新型コロナウイルスを防ぐには?」
例えば、ドアノブに触った手にウイルスが付着し、その手が、スマホに付いて、スマホで電話したら、耳やほほに、、、、そしてそれが口や鼻の粘膜に入ると、感染してしまうのです。 こわいですね
空気感染とエアロゾル感染
コロナウイルスは、最初は、「空気感染しない、席役者港の飛沫が肌に付着し、それが口や鼻などの粘膜に付着することにより感染する」とされていました。
新型コロナウイルスがエアロゾルの状態で3時間以上生存できるという研究結果が2020年3月17日に医学雑誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)に掲載されました。これを受けて「やっぱり新型コロナウイルスは空気感染するのではないか」という疑問の声がSNS上で散見されます。
エアロゾルは、空気中に浮遊する、直径が0.001μmから100μmの粒子です。こららが感染するのは、以下の3条件が同時に重なった空間で、というのがNEJMの実験でわかったそうです。
- 換気の悪い密閉空間
- 人が密集していた
- 近距離での会話や発声が行われた
ライブハウスでの感染などは、この条件に近いのではないかと私は思っています。
【出典】
- Yahooニュース 2020.3.18 結局のところ、新型コロナウイルス感染症は空気感染するのか?
- 日経Goodday30+ 2020.2.26 新型コロナで可能性指摘 「エアロゾル感染」とは?
オススメ対策、まとめ
新型コロナウイルスの、飛沫感染を避ける方法は、わかりやすいですが、「もの」についてコロナウイルスを防ぐのは、心配が一杯ですね。
ステンレスのドアノブで、48時間、プラスティックのドアノブでなんと72時間も、生き残っていると聞くと、あらためて、手洗いの重要性を認識しました。
その対策は、 62~71%のアルコールや過酸化水素0.5%が含まれる漂白剤、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムが含まれる家庭用漂白剤で表面を消毒すれば、コロナウイルスは1分以内に不活性化するそうです。
- 消毒液がある場合タオルなどに湿らせて1日1回消毒することが大切です。
- もし消毒液がなくても、拭くだけでウイルスは減少するとのことです。
みなさんも、厚生労働省「感染症対策」をご覧になって、これらを守って下さいね
咳エチケット マスクで他人に飛沫感染させない
手洗い・手指消毒 ものから手ついたウイルスを除去
換気